麻雀を打っていると、ときどき話題になるのが「發なし緑一色って役満なの?」という問題です。
昔の本には「發がないとダメ」と書いてあったり、ネット麻雀では普通に役満になったりと、情報がバラバラで混乱しやすいところです。
この記事では、まず緑一色の正式な条件を整理し、そのうえで「發なし形」がルールごとにどう扱われるのかを、できるだけシンプルにまとめます。
さらに、実戦での狙い方やトラブルを防ぐコツまで解説します。
💡この記事で理解できるポイント
- 緑一色の正式な条件と、使える牌の範囲
- 發なし緑一色が役満になるルール/ならないルールの違い
- プロ団体・ネット麻雀・中国公式ルールでの扱いの整理
- 実戦で緑一色(特に發なし)を狙うときの考え方と注意点
緑一色の發なしの基本ルール

まずこの章では、「緑一色とは何か」「發なし形とは何か」「結局役満なのか」をはっきりさせます。
ここを押さえておけば、あとはルールごとの差を理解するだけで迷わなくなります。
(前提)緑一色の成立条件
結論から言うと、緑一色は「特定の緑色の牌だけで和了する役満」です。
使ってよい牌は、基本的に次の6種類だけです。
この6種が緑色の牌であり、これらだけで4面子1雀頭を組むと緑一色が成立します。
順子は

だけで作れます。

は順子に使えないので、刻子(同じ牌3枚)や雀頭(同じ牌2枚)になります。
そして、重要なのは、「發を必須とするかどうか」はルール次第という点です。
使える牌の候補には發が入りますが、「絶対に使わないといけない」とするか、「入っていなくてもよい」とするかは、団体や卓の取り決めで変わります。
發なし緑一色と牌姿の具体例
ここでは、発あり・發なしそれぞれの典型的な形をイメージしやすく整理します。
發あり緑一色の例
例として、次のような手を考えます。

構成要素はすべて




だけです。
どのルールでも問題なく「役満」になります。
發なし緑一色の例
一方で、發をまったく使っていない次のような手があります。

牌の種類は



だけで、
はゼロです。
この形をどう扱うかが、本記事のテーマである「發なし緑一色」です。
- 多くの現代日本ルール
→ 緑一色の役満として認める - 一部の古い/特殊なルール
→ 緑一色としては認めず、
「清一色+断么九」などの通常役として扱う
となります。
緑一色における發なし形の結論とルール
大事な結論を先にまとめると、次のようになります。
- 現代日本の一般的なルール(多くのフリー雀荘・ネット麻雀)
→ 發がなくても、2・3・4・6・8索だけで構成されていれば、緑一色の役満として認めるのが主流 - 一部の団体・古いルール・ローカルルール
→ 「緑一色は發を含むこと」が条件
→ 發なし形は緑一色としては扱わず、
清一色+断么九などの複合役(役満ではない)にする
つまり、「發なしでも緑一色か?」は、卓のルールを確認しないと断言できないということです。
ただし、日本の多くの場では「發なしOK」が標準になっている、というイメージでいて問題ありません。

普段打つのがフリー雀荘やネット麻雀中心なら、「發なしでも役満」が標準だと考えて大丈夫だよ。
でも、大会や特殊ルールでは必ず事前確認をしよう!
緑一色の發なしに関するルール差とてりやき流実戦判断

ここからは、「どのルールでどう扱われているか」「他の役との関係」「実戦での狙い方・注意点」について整理します。
ルール差を知っておくことで、トラブルを避けたり、点数期待値の高い選択がしやすくなります。
緑一色 發なしの団体別ルール
まず、代表的な団体やサービスごとの扱いを、シンプルに整理します。
日本の主なプロ・競技団体
ざっくりいうと、
- 日本プロ麻雀連盟・麻将連合・101競技連盟・日本プロ麻雀協会 など
→ 發の有無を問わず緑一色役満と明記。
基本的には「發必須」と覚えておくと分かりやすいです。
Mリーグは發なし緑一色も役満として認められています。
ネット麻雀(オンライン)
有名どころの傾向は次の通りです。
- 天鳳、雀魂、セガMJ など
→ 發なしでも緑一色役満として認める
オンラインで打つ人は、この「發なしOK」の感覚が標準になっていると思ってよいでしょう。
ローカルルールのバリエーション
さらに、一部のローカルでは次のような扱いもあります。
- 「發あり」…普通の緑一色(シングル役満)
- 「發なし」…使用牌が5種類だけで難易度が高いので、ダブル役満扱い
逆に、白も混ぜてしまって易しくした「白あり緑一色」を、役満ではなく2翻役などにする場もあります。
このあたりは完全にローカルなので、打つ前にしっかり確認しましょう。
緑一色と清一色・断么九の関係
發なし緑一色の扱いを理解するには、「清一色」「断么九」との関係を整理しておくとスッキリします。
たとえば、次のような手を考えます。

この手は、
- すべて索子
- 2〜8の間の牌だけ(1・9・字牌なし)
なので、以下の役が同時に成立します。
ここに「緑一色」をどう重ねるかはルール次第です。
- 發なし緑一色を役満として認めるルール
→ シンプルに役満 - 發必須ルール
→ 清一色(6翻/鳴き5翻)+断么九(1翻)などとして数える
つまり、同じ牌姿でも、ルール次第で「役満」だったり「ただの清一色+断么九」だったりするわけです。
緑一色 發なしの戦略と注意点
最後に、実戦での「發なし緑一色」の扱い方と、トラブルを防ぐコツをまとめます。
1. どのルールか必ず事前確認する
発なし形が問題になる場として多いのは、
- 友人セット
- ローカル色の強い雀荘
- 大会・イベント対局
などです。
卓を囲む前に、「緑一色って、發なしでも役満でいい?」と簡単な確認をすると、ほとんどのトラブルを防げます。
ここをあいまいにしたまま打つと、上がったあとで「え、役満じゃないの?」となるので注意しましょう。
2. 発なしを狙うか、清一色として妥協するか
多くの現代ルールでは、發なしでも緑一色役満になります。
とはいえ、実戦でいつも役満を狙っていては手が遅くなりすぎます。
基本的な考え方は次の通りです。
- トップ目で安全に進めたい局面
→ 無理に役満にはせず、清一色や混一色としてスピード重視でアガる選択が有力 - 大きくラス目で逆転が必要な局面
→ 牌が十分寄っているときは、緑一色(發あり・なし問わず)をしっかり狙う価値がある - 他家の攻撃が激しいとき
→ 役満に固執して押しすぎると大きく放銃しがち。
清一色に切り替えたり、撤退も視野に入れる。
「狙えるから狙う」ではなく、「この局面で役満を狙うリスクとリターンは釣り合うか?」を意識すると、成績は安定します。
3. 高目・安目の待ちに注意する
緑一色では、「ある牌をツモれば役満、高目を逃して安目をツモると普通の混一色」という形がよく出ます。

- 待ちが

のリャンメン
をツモると低目の混一色
をツモると高目の緑一色
「うっかり高目だけを追って放銃」という事故も増えるので、局面を考慮し、安目で上がったほうがメリットがあるのか等を判断しましょう。

ルールが發なしOKなら、牌がかなり寄ったときは役満を意識してよいよ。
でも、常に「今の点棒状況で本当に役満を追うべきか?」を一度立ち止まって考えるクセをつけると、ムダな大振りが減って、安定するよ!
総括:緑一色の發なしの形をめぐるポイント整理

最後に、本記事の要点を「緑一色 發なし」というテーマに沿ってまとめます。
💡緑一色の發なしに関するまとめ:
- 緑一色は、





だけで和了する役満で、副露しても成立する。 - 發なし緑一色とは、




だけで和了した形のことで、發を一切使っていない緑一色系の牌姿を指す。 - 現代日本の多くのフリー雀荘・ネット麻雀(天鳳・雀魂・セガMJなど)では、發なしでも緑一色役満として認めるのが主流。
- 一方、日本プロ麻雀連盟ルールなど一部では「發必須」とされ、發なし形は清一色+断么九などの通常役扱いで、役満にはならない。
- 中国公式ルールでは、緑一色自体は發の有無に関係なく88点で、發なし形は清一色+断幺が複合してむしろ点数が高くなる。
- ローカルでは、「發なし緑一色は難度が高いからダブル役満」「白も混ぜて2翻役」など、發の有無で価値付けを変えるバリエーションもある。
- 緑一色・清一色・断么九は牌姿が重なりやすく、同じ手でもルール次第で役満になったり、ただの清一色扱いになったりする。
- 友人対局・大会では、「緑一色に發が必要か」「發なし形はどう数えるか」を卓を囲む前に必ず確認しておくとトラブルを防げる。
- 実戦で發なし緑一色を狙うかどうかは、点棒状況・局面・他家の攻撃状況を踏まえ、「役満を追うリスクが見合うか」で判断するのが大切。
- 高目・安目で緑一色になる/ならないが分かれる待ち形では、待ちの組み替えやカンによる調整で、緑一色を確定させられないかを意識するとミスを減らせる。



コメント