麻雀を打っているとよく聞く「門前清自模和(門前清自模和)」ですが、
似た言葉が多く、点数計算との関係も少しややこしいですよね。
この記事では、門前清自模和の意味・条件から、点数計算でどう扱われるか、
どの役と複合できるか、そして実戦での鳴き判断の目安まで順番に整理します。
読み終わるころには、「この場面は鳴かずに門前清自模和を見よう」「ここは門前を捨ててスピード重視」など、自信を持って選択できるようになるはずです。
💡この記事で理解できるポイント
- 「門前清自模和/門前清自模和/門前ツモ/ツモ」の意味と違い
- 門前清自模和が付くための具体的な条件とNG行為
- 門前清自模和と門前加符10符の違い・点数への影響
- 門前清自模和を踏まえた鳴き判断や実戦での活かし方
門前清自模和の成立条件と読み方

まずは「門前清自模和」という役そのものの意味と、
どういう時に1翻として認められるのかを整理します。
用語の理解をあいまいにしたまま進むと、あとで「この手はアガれた? アガれない?」と迷いやすくなります。
ここで一度、言葉と条件をきちんとそろえておきましょう。
門前の定義とNG行為

門前清自模和の理解で一番大事なのが、「門前とは何か」です。
門前=一度も鳴いていない、14枚すべてが伏せられている手と考えてください。
具体的には、次の行為を一度でもすると門前ではなくなります。
- チー(他家の捨て牌を取って順子にする)
- ポン(他家の捨て牌を取って刻子にする)
- 明カン(他家の捨て牌を取ってカンにする)
これらをまとめて「副露(フーロ)」と言います。
副露をした時点で、その局はもう門前清自模和のチャンスは消えます。
逆に、次のような行為は門前を壊しません。
- 暗カン(自分の手牌4枚でカンをする)
- リーチをかける
- 自分で引いた牌を切る
暗カンは手牌の4枚だけでカンを作るので、他家の牌をさらっていません。
そのため「門前のままのカン」として扱われ、門前清自模和の条件も維持されます。
まとめると、「他人の捨て牌を鳴いたら門前終了」「自分の手牌だけで作業する分には門前のまま」というイメージで問題ありません。
門前清自模和の読み方と意味
門前清自模和の正式名称は「門前清自模和(メンゼンチンツモホー)」です。
日本の一般的なルールでは1翻役として扱われます。
呼び方の違いを整理すると次のようになります。
- 読み方:メンゼンチンツモホー
- 略称:ツモ
- 注意:日常会話では門前かどうかに関係なく「自摸和了」を指すことも多い
役としては、「門前の状態でツモ和了したときにつく1翻」です。
門前清自模和はよく「偶然役」とも呼ばれます。
これは、手牌の形ではなく「ツモでアガれたかどうか」という結果で決まる役だからです。
たとえば、
- 同じ待ち・同じ形でも、他家からロンしたら門前清自模和はつかない
- 自分でツモれば、同じ形でも門前清自模和1翻がつく
という違いがあります。
役そのものはシンプルで、「門前+ツモ=1翻」と覚えておけば十分です。
細かい例外は、ロンや鳴きとの関係の中で押さえていきましょう。
門前清自模和のみの扱い
ここでは、門前清自模和だけが役になっている、いわゆる「ツモのみ」の形を整理します。
重要なのは、「門前清自模和はロンでは成立しない」という点です。
門前清自模和(門前清自模和)は「ツモでアガったときにだけつく役」です。
そのため、他に役がない手牌でロンしようとしても、役なしでアガれません。
例として、「門前でテンパイしていて、他に役が一つもない」ケースを考えます。
- 自分でツモった:門前清自模和1翻がつくので、ツモでアガれる
- 他家からロンした:門前清自模和はつかないので役なし。ロン不可
門前清自模和は1翻なため、門前清自模和のみで和了しても、打点は高くないです。
しかし、他の役に1翻足してくれる「ボーナス役」として非常に重要です。
どのくらい価値が上がるのかは、次の章で詳しく見ていきます。

門前清自模和は「鳴かずにツモれば1翻」というシンプルな役だよ。
門前=鳴いていない14枚伏せ手、とロンではつかない、という2点だけまずしっかり押さえよう。
門前清自模和の点数と実戦活用

ここからは、門前清自模和が点数計算でどう扱われるかを見ていきます。
特に「ロンのときの門前加符10符」との違いを理解しておくと、実戦での選択がぐっと楽になります。
門前清自模和と門前加符10符
まず、ツモ和了とロン和了で、門前のときに何が起きるかを整理します。
ツモ和了(自分で引いてきてアガる)
- 門前なら、門前清自模和1翻がつく
- 符はツモ2符がつく(ただしピンフツモなど符固定の例外あり)
ロン和了(他人の捨て牌でアガる)
- 門前清自模和1翻はつかない
- 代わりに門前加符10符がつく(役ではなく符のボーナス)
つまり、ツモ=翻のボーナス/ロン=符のボーナスという違いがあります。
分かりやすいように、簡単な比較表を載せておきます。
| 状況 | 役としての加点 | 符としての加点 |
|---|---|---|
| 門前でツモ和了 | 門前清自模和 1翻 | ツモ符 2符(基本) |
| 門前でロン和了 | なし | 門前加符 10符 |
| 鳴きありでツモ | 門前清自模和 なし | ツモ符 2符(基本) |
| 鳴きありでロン | 門前清自模和・門前加符ともになし | なし |
門前加符10符は、あくまで符計算の調整ルールです。
翻が増えるわけではないので、満貫や跳満のような「翻数の境界」を越える力はありません。
一方で、門前清自模和1翻は翻数が1つ増えるので、満貫→跳満に押し上げることもあります。
この点が、実戦での価値の差につながります。
他役との複合と平和問題
門前清自模和の強みは、ほとんどすべての役と複合できることです。
形の条件を持たないので、役牌でもタンヤオでも三色でも、基本的には全部一緒につきます。
複合できない、もしくは意味がないパターンは次の通りです。
ロンでしか成立しない役とは複合しない
- 槍槓(チャンカン):誰かのカンにロンする役
- 河底撈魚(ホウテイ):その局の最後の捨て牌をロンする役
役満と複合しても点数は役満のまま
- 四暗刻・国士無双などと一緒についても、点数は役満固定です。
- 「役満+1翻になる」ことはありません。
さらに、平和(ピンフ)との関係はルール差が出やすいポイントです。
一般的なルール(現在主流)
- 「平和+門前清自模和」の複合を認める
- 例:リーチ・平和・タンヤオで門前テンパイ → 自分でツモ
- リーチ1+平和1+タンヤオ1+門前清自模和1=4翻
一部のローカルルール
- 「ツモをつけると平和が消える」
- この場合、上の例では
- リーチ1+タンヤオ1+門前清自模和1=3翻(平和は消える)
※ネット麻雀・大会・一般的なフリー雀荘では、ほとんどが「平和ツモあり」です。
ただし、身内ルールや昔ながらのルールでは平和が消えることもあるので、打つ前に必ず確認しておきましょう。
他役についても把握したい場合は、麻雀の役一覧をぜひご覧ください!
門前清自模和と鳴き判断基準
ここまでの内容を踏まえて、実戦で「鳴くか鳴かないか」をどう判断すればいいかを整理します。
門前清自模和は、鳴いてしまうと一切つきません。
さらに、リーチ・平和・一盃口などの門前役も同時に失います。
その代わり、鳴けば手は速くなり、他家より先にアガりやすくなります。
そこで、よくある場面別の考え方をまとめます。
打点を上げたい場面
- トップを狙いたい、中盤以降で点差を詰めたいなど
- → 門前維持が基本。リーチ・平和・タンヤオなどと一緒に門前清自模和がつくと、大きな加点が期待できます。
とにかく速くアガりたい場面
- オーラスでラス回避したい、親番を流したいなど
- → 鳴きも積極的に検討。門前清自模和は捨てても、とにかくアガリ優先で考えます。
待ちが悪い・山に残りが少ないと感じる場面
すでに十分な翻数がある場面
- 例えば、門前で5翻確定のようなケース
- ここでさらに門前清自模和がつくと6翻(跳満)になることもありますが、すでに満貫以上なら、「スピードを取ってもいいか?」と点差次第で判断できます。
目安として、「門前清自模和を足すことで、翻数の境界をまたげるかどうか」を一つの基準にすると分かりやすいです。
- 4翻 → +門前清自模和で5翻:満貫ラインに届く
- 5翻 → +門前清自模和で6翻:満貫 → 跳満にアップ
- 2翻 → +門前清自模和で3翻:まだそれほど大きくない
このように、「今の翻数+1翻でどこまで行けるか」を意識すると、門前を維持する価値がはっきり見えてきます。

門前清自模和か門前加符10符かで、同じ手牌でも点数は変わるよ。
境界(満貫・跳満)を意識して、「この局は門前清自模和を大事にする」「ここはスピード優先で鳴く」と目的から逆算して選ぶのがおすすめ。
門前清自模和を総括:押さえておきたいポイント

門前清自模和とは何かを実戦で迷わないレベルまで整理すると、次のようになります。
💡麻雀の門前清自模和のまとめ
- 門前清自模和(門前清自模和)は、門前でツモ和了したときにつく1翻役。
- 門前とは、「チー・ポン・明カンを一度もしていない14枚伏せ手」の状態。
- 暗カンやリーチはしても門前は壊れない。
- ロン和了では門前清自模和1翻はつかず、代わりに門前加符10符がつく。
- 門前清自模和だけの手(ツモのみ)はツモならアガれるが、ロンでは役なしでアガれない。
- ロン前提の役(槍槓・河底撈魚など)とは門前清自模和は複合しないが、それ以外の多くの役・役満とは複合可能。
- 門前清自模和1翻が加わることで、5翻→6翻など、満貫から跳満に押し上げるケースがある。
- 門前清自模和は「鳴かずに自然についてくるボーナス役」と捉え、他の役を作りつつ門前を維持するのが基本。
- 平和との複合は、今の主流ルールではOKだが、「ツモをつけると平和が消える」ローカルルールもあるため、事前確認が必要。
- 「門前ならロンでも1翻つく」「門前ツモだけでロンもアガれる」といった勘違いをしないよう、ツモ専用の役だと意識しておく。


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