麻雀で振り込まないのに勝てないのはなぜ?原因と改善法を解説!

麻雀上達のための情報

「放銃は減ったのに、なぜか成績が伸びない」
「ラスは減った気がするのに、トップが増えない」
「ツモられてばかりで、自分は振り込んでいないのに負ける」

守備を覚え始めたころって、ここで一度つまずきやすいです。
危険牌は止められるようになった。無茶な放銃も減った。なのに、終わってみると2着か3着ばかりで、トップが思ったほど増えない。

私もこの時期がありました。
放銃率を下げることばかり意識していたころは、「振り込まなければ、そのうち成績は安定するはず」と思っていました。実際、ラスは少し減りました。これはこれで大きな進歩です。

ただ、牌譜を見返すと別の問題が見えてきました。
親番の良形一向聴で早めに降りていたり、鳴けば聴牌に取れる手を見送っていたり、先制できる手をダマにして打点を落としていたり。
放銃はしていないのに、点棒を取りにいく局面まで減らしていたんです。

なので、振り込まないこと自体は大きな強みです。
問題は守備が悪いことではありません。守備を土台にしたうえで、どこで和了率・打点・速度を取りにいくかが決まっていないことです。特にアガリ回数そのものが少ない人は、先に麻雀の和了率を上げる改善順を確認しておくと、自分の課題を切り分けやすくなります。

勝てない理由は、だいたい次のどれかに寄っていることが多いです。

  • 和了率が低い
  • 打点が足りない
  • 手牌進行が遅く、先制されやすい
  • 押し引きが守備寄りに偏りすぎている

この記事では、「自分は何が足りないのか」を和了率・打点・速度・押し引きに分けて見ていきます。
守備型の良さを残したまま、勝ち切るためにどこを直すべきかを考えていきます。

麻雀で振り込まないのに勝てない原因を先に切り分ける

放銃率が低いのに勝てないとき、いきなり「もっと攻めなきゃ」と決めるのは少し危ないです。
守備型だからダメなのではなく、負け方の中身を分けて見ると、直す場所がかなり見えやすくなります

まず見たいのは、「本当に守備で損しているのか、それとも和了機会を逃しているのか」です。
ここを分けないまま打ち方を変えると、せっかく身につけた守備まで崩してしまうことがあります。

特に確認したいのは、次の4つです。

▼この章で理解できること

  • 放銃で負けているのか、ツモられで削られているのか
  • 和了率が低すぎないか
  • 安手で局を進めすぎていないか
  • 押す価値がある局まで降りていないか

振り込んでいないのに点棒が減っていく理由

振り込んでいないのに負けるのは、自分が失点していなくても、相手が加点し続ければ点棒差が広がるからです。
麻雀は「放銃しなければ勝ち」ではなく、「自分が加点し、相手の加点をできるだけ許さない」ゲームです。

たとえば、自分は安全に打って放銃ゼロでも、他家が先に和了していけば点棒差は広がります。
特に、自分が毎局オリ気味で和了機会を逃していると、失点は少なくても勝ち切りにくくなります。

私も一時期、放銃率を下げることばかり見ていました。
無筋を止められるようになると、たしかに「大きなラス」は減ります。これは本当に大きいです。

ただ、牌譜を見返すと別の問題が出てきました。
親番の良形一向聴でリーチを受けてすぐ降りていたり、ドラが絡む手なのに安全牌を抱えすぎて聴牌が遅れていたり。放銃はしていないけれど、そもそも勝負に参加できていない局が多かったんです。

このとき感じたのは、守備を覚えたことは間違っていない。ただ、押す局まで一緒に捨てていたということでした。

振り込まないのに勝てない人によくあるのは、次のような形です。

  • 勝負手でも早めに降りて和了率が下がる
  • 鳴きやリーチが少なく、先制できる局が少ない
  • 和了しても安手が多く、逆転しにくい
  • 親番を活かせず、連荘や加点機会を逃す

まずは「守備が悪い」「運が悪い」とまとめず、自分の加点不足がどこから来ているかを見るのが出発点です。

「ツモられただけ」で片づけると見落とすこと

放銃負けとツモられ負けは、似ているようで改善の方向が少し違います。
ここを分けて考えると、何を直すべきかがかなりはっきりします。

まず、放銃負けは自分の危険牌処理や押し引きが原因になりやすいです。
危ない局面で押しすぎているなら、守備の見直しが必要です。

一方、ツモられ負けは完全には防げません。
ただし、だからといって全部が運というわけでもありません。相手が和了する前にこちらが和了できていれば、防げた局もあります。
つまりツモられ負けには、間接的に次の要素が関わります。

負け方主な原因見直す方向
放銃負け危険牌を押しすぎる守備・押し引き
ツモられ負け先に和了できない速度・和了率
競り負け和了しても打点不足打点・リーチ判断

この表で分けると分かりやすいのですが、実戦ではもう少しごちゃっとしています。
特に「ツモられ負け」は、結果だけ見ると運に見えます。自分は振り込んでいないので、どうしようもなかったように感じるんですよね。

でも、牌譜を戻して見ると、実はその前にこちらが遅れていることがあります。
鳴けば役あり聴牌だった手を見送った。ドラを使い切ろうとして受け入れを狭くした。安全牌を抱えすぎて、先制リーチを打てる形にならなかった。
こういう局は、最終的にはツモられでも、原因は少し前の手組みにあります。

もちろん、全部のツモられを防ぐことはできません。
ただ、「仕方ないツモられ」と「こちらが遅れて招いたツモられ」は分けて見た方がいいです。ここを混ぜると、改善できる局まで運で片づけてしまいます。

たとえば、他家が早そうな局で門前にこだわりすぎると、こちらの聴牌が遅れて相手のツモ番を多く与えます。
逆に、鳴いてでも役あり一向聴や聴牌を取りにいくと、相手の先制を受ける前に勝負できる局が増えます。

私の実戦感覚でも、「最近ツモられ負けが多い」と感じる時期は、実際には自分の牌効率の悪さや仕掛け不足が重なっていることが多いです。
ツモられだけを見て無力感を持つより、自分が先に和了できた局はなかったかを確認した方が改善につながります。

勝てない主因は和了率・打点・速度・押し引きのどれ?

ここでやりたいのは、原因を1つに決めつけることではありません。
放銃率が低いのに勝てない人は、主に次の4タイプに分かれます。実際には、2つ以上が重なっていることもかなりあります。

1つ目は和了率不足型です。
降りる判断はできるものの、押せる手でも撤退してしまい、そもそも和了回数が少ないタイプです。

このタイプは、打っている最中はあまり悪いことをしている感覚がありません。
危ない牌を止めているので、むしろ丁寧に打てているように感じます。ただ、終わってみると自分の和了が少なく、他家の和了で局がどんどん進んでいることがあります。

2つ目は打点不足型です。
和了自体はしているのに、1000点や2000点が多く、相手の満貫や跳満に追いつけないタイプです。

安手の和了は悪くありません。
ただ、トップを取りにいくには、どこかで打点を作る局も必要です。ずっと小さくまとめていると、ラスは避けやすくてもトップまでは届きにくくなります。

3つ目は速度不足型です。
門前固定や安全牌抱えすぎで、聴牌まで進みにくく、先制されやすいタイプです。ここでいう「手が遅い」は、思考時間のことではなく、聴牌まで進みにくいという意味です。

4つ目は押し引きミス型です。
守備意識はあるものの、親番や高打点手、良形一向聴のような押す価値がある局でも引きすぎてしまうタイプです。感覚で迷いやすい人は、麻雀の押し引きの基準表で、押せる条件と降りる条件を一度整理しておくと判断しやすくなります。

ざっくり自己診断するなら、次のように見てみてください。

  • 和了率が低い → 和了率不足型を疑う
  • 和了はあるがトップが少ない → 打点不足型を疑う
  • 先制されることが多い → 速度不足型を疑う
  • 勝負手でもすぐオリる → 押し引きミス型を疑う

私も放銃率が10%前後まで下がった時期、和了率不足と押し引きの弱気さが同時にありました。
放銃率だけを見ると悪くないのですが、牌譜を見ると「ここは押してよかったのでは」という局が何度も出てきます。

そのため、放銃率だけで自分を評価せず、和了率・リーチ率・副露率・平均打点・親番での和了感覚まで一緒に見るのがおすすめです。放銃率の見方に不安がある場合は、麻雀の放銃率の目安と改善方法もあわせて確認しておくと、守備と攻撃のバランスを取りやすくなります。
数字を見るのが苦手なら、まずは直近の牌譜を3〜5局だけ見返すだけでも十分です。

てりやき
てりやき

放銃率が低いのは明確な武器だよ。問題はそれを土台にして、どこで点棒を取りにいくかが整理できているかどうかだね。

麻雀で振り込まない人が勝てる形に変える判断基準

原因を切り分けたら、次は判断基準を作ります。
ここで意識したいのは、守備を捨てることではありません。守備重視の長所を残したまま、押す局面を少し増やすことです。

守備型の人ほど、「攻めを増やす」と聞くと少し怖く感じるかもしれません。
ただ、全部押す必要はありません。まずは、押す価値が高い局を見逃さないようにするだけで十分です。

この章では、特に次のポイントを見ていきます。

▼この章で理解できること

  • 守備重視と守りすぎの違い
  • ベタオリが正しい局の考え方
  • 降りすぎになりやすい場面
  • 親番や勝負手での押し方の軸

守っているつもりが、勝負手まで捨てていないか

守備重視と守りすぎは、かなり似て見えます。
どちらも放銃は少なくなりやすいですし、打っている本人も「自分は丁寧に打っている」と感じます。

ただ、牌譜で見ると差ははっきり出ます。
守備重視の人は、危ない局でしっかり降ります。一方で、押す価値がある局では前に出ます。
守りすぎの人は、親番・良形・高打点のような勝負手まで、同じ温度で降りてしまいます。

守備重視の人は、相手のリーチや仕掛けに対して止まれます。
これは大きな長所です。現物やスジ、壁、字牌の安全度を見て失点を抑えられる人は、長期的に成績を安定させやすいです。守備の基本をもう一度整理したい場合は、麻雀の守備の基本も確認しておくと、攻める局と守る局を分けやすくなります。

一方で守りすぎになると、次のような状態が起きます。

  • 序盤から安全牌を抱えすぎる
  • 良形一向聴でもリーチに対して即撤退する
  • 鳴けば前進できる手を見送る
  • 先制聴牌でも「放銃が怖い」でダマに寄る

私も最初はここを勘違いしていました。
危険牌を止められるようになると、それだけで強くなった気がします。実際、それは間違っていません。
ただ、勝負手まで止めすぎると、放銃は減ってもトップを取りにいく局が足りなくなります。

この差は、メンタルの強さというより判断基準の差です。
問題なのは、基準がないまま毎回守備寄りの選択になり、結果として和了率や受け入れを下げることです。

守備重視を勝ちにつなげるには、
守る技術に加えて、攻める条件も言語化することが必要です。

ベタオリが正しい局と降りすぎな局の見分け方

ベタオリは弱気ではなく、立派な作戦です。
ただし、いつでも正しいわけではありません。見分ける基準は、自分の手牌価値と相手の危険度のバランスです。そもそもの降り方に不安がある人は、先に麻雀で降りるとは何かを確認しておくと、ベタオリと回し打ちの違いも整理しやすくなります。

ベタオリが正しいことが多いのは、たとえば次のような局です。

  • 子で安手、しかも愚形
  • 終盤でまだ一向聴以下
  • 相手が親リーチで打点もありそう
  • 安全牌が十分あり、撤退コストが低い

こういう局は、無理に押しても見返りが小さいことが多いです。
特に終盤の安手愚形で親リーチに無筋を何枚も押すような局は、あとから牌譜を見ると「これは降りでよかったな」と感じやすいです。

逆に、降りすぎになりやすいのは次のような場面です。

  • 親番で良形一向聴
  • 先制良形聴牌
  • ドラや赤があり満貫が見える
  • 南場で加点しないと着順が厳しい

ここでのポイントは、押すか降りるかを一律に決めないことです。
同じリーチ相手でも、自分が親なのか子なのか、手が安いのか高いのか、中盤なのか終盤なのかで価値が変わります。

たとえば親番でドラ1の良形一向聴なら、毎回すぐ降りるのはもったいないです。
もちろん危険牌の種類や巡目は見ますが、親の連荘価値まで考えると、押し返しを検討する余地があります。

一方で、子の1000点が見えるだけの愚形一向聴で、終盤に親リーチへ無筋を連打するのは割に合いにくいです。
この差を意識すると、ベタオリはただの消極策ではなく、勝負局を選ぶための手段になります。

私の場合、牌譜を見返すと「降りたこと自体は正しい局」と「怖くて降りただけの局」が混ざっていました。
この2つを分けて見るようになってから、守備を崩さずに押せる局を少しずつ増やしやすくなりました。

押すべき局面は親番・勝負手・点棒でどう変わる?

押す価値は、親番・手牌価値・点棒状況で大きく変わります。
そのため、「どこまで押せばいいか」は固定ではなく、条件つきで考えるのが実戦的です。

まず分かりやすいのが親番です。
親は和了価値が高く、連荘もあります。安手でも局を進めずに済む価値があり、打点があるならなおさら押す理由が増えます。
親番で毎回守備優先だと、加点機会を大きく失いやすいです。

次に勝負手です。
良形聴牌、良形一向聴、ドラや赤が絡む手、満貫以上が見える手は、多少のリスクを取る価値があります。
逆に、安手愚形や終盤の形だけ整った手は、無理に押さない方がよい場面が多いです。

さらに点棒状況も見ます。
たとえば南場でラス目なら、守っているだけでは順位が上がりません。
一方、トップ目で無理押しして大きく失点するのは避けたいです。

実戦用にまとめるなら、私は次のように整理すると使いやすいと思います。

  • 親番はやや押し寄りで考える
  • 先制良形聴牌は基本的にリーチを本線にする
  • 高打点手は簡単に降りない
  • 子の安手愚形は無理をしない
  • 南場の着順条件で攻守を調整する

この中で、守備型の人が最初に変えやすいのは「親番」「先制良形聴牌」「高打点手」の3つです。
全部の局で攻める必要はありません。この3つだけでも、今までより少し前に出られると、トップを取るチャンスはかなり増えます。

天鳳や雀魂のようなネット麻雀でも、この考え方はかなり有効です。
ただし、ルール差には注意が必要です。着順重視が強い場では守備の価値が高く、祝儀や打点比重が高い場では押しの価値が上がりやすいです。
そのため、一般論を丸ごと当てはめるより、自分の場の評価ルールに合わせて微調整するのが現実的です。

てりやき
てりやき

守備型の人ほど、全部押す必要はないよ。まずは「親番」「良形聴牌」「高打点」の3条件だけでも押し寄りに変えると、かなりバランスが良くなるね。

麻雀で振り込まないのに勝てない人の実戦改善ポイント

ここからは、負け方のタイプ別に改善策を見ていきます。
「とにかく押す」ではなく、和了率・打点・速度のどこが足りないかに応じて直す方が、守備型の良さを残しやすいです。

いきなり打ち方を全部変える必要はありません。
むしろ、急に押しすぎると放銃が増えて、何が良くて何が悪かったのか分からなくなります。まずは、自分に足りない部分を1つずつ見直すくらいで十分です。

この章では、次の順番で確認します。

▼この章で理解できること

  • 和了率不足の直し方
  • 打点不足を補う考え方
  • 速度不足への具体策
  • 学習に役立つおすすめ本

和了率不足ならリーチと鳴きをどう見直す?

和了率不足なら、まずは先制できる局を増やすことを考えます。
特に見直しやすいのは、リーチ判断と鳴き判断です。

リーチでは、先制良形聴牌を大事にします。
「追いかけられるのが怖い」「放銃が怖い」でダマに寄せすぎると、打点も和了率も下がりやすいです。自分のリーチが少ないと感じる人は、リーチ率の目安と見直し方を見て、放銃率や和了率とセットで確認してみるのがおすすめです。
もちろんダマが有利な場面はありますが、理由なく守備寄りにするのはもったいないです。

私も以前は、平和のみや安手の良形をダマにしがちでした。
リーチして追いかけられるのが嫌で、「出たらアガれるし、これでいいか」と考えていたんです。

ただ、実戦を見返すと、先制リーチで相手を降ろせた局や、打点上昇で結果が大きく変わった局がかなりありました。
そのため今は、「怖いからダマ」ではなく「ダマにする理由があるからダマ」と考えるようにしています。例外判断を整理したい場合は、リーチしない判断とダマテンの使い方も参考になります。

鳴きも同じです。
役牌やタンヤオで、鳴けば一向聴や聴牌になる手まで見送ると、他家に先制されやすくなります。
鳴きは守備力が下がる面もありますが、何でも見送ると和了率が下がります。

見直しのポイントは次の通りです。

  • 先制良形聴牌はリーチを本線にする
  • 鳴けば役あり聴牌になる手を見送らない
  • 親番では連荘価値も含めて和了を重視する
  • 他家が早そうな局では速度対応を意識する

まずは牌譜で、「本当は前に出られたのに降りた局」を数局拾ってみてください。
押して放銃した局だけを見るより、こちらの方が守備型の改善には効きやすいです。

安くアガれているのにトップが取れない人の共通点

和了できているのに勝てないなら、打点不足を疑います。
このタイプは、放銃率も和了率も悪くないのにトップが伸びにくいです。

原因として多いのは、次のような打ち方です。

  • リーチを避けすぎる
  • ドラや赤を活かし切れていない
  • 仕掛けて1000点で終わる局が多い
  • 南場でも打点より安全度を優先しすぎる

特に注意したいのは、先制良形聴牌なのに安くまとめすぎることです。
リーチで打点上昇が見込める手をダマに寄せると、和了しても届かない局が増えます。

ただし、安手がすべて悪いわけではありません。
親番の1500点や2000点には連荘価値がありますし、局消化の意味もあります。
大事なのは、安手先行を続けることではなく、高くする価値がある局で打点を取りにいけているかです。

このあたりは、実戦だとけっこう迷います。
たとえば南2局で3着、トップとは少し離れている場面。ここで1000点の仕掛けをして局を進めるのか、少し遠くても満貫ルートを残すのか。毎回同じ答えにはなりません。

だからこそ、「安くてもアガればいい」と固定しすぎない方がいいです。
場面によっては、少し和了率を落としてでも打点を見る価値があります。

打点を見直す場面の例は次の通りです。

  • ドラや赤がある手は打点上昇ルートを意識する
  • 先制良形ならリーチでの打点アップを考える
  • 南場の逆転条件では安手固定にしない
  • 親番は連荘価値込みで和了価値を再評価する

私の感覚では、守備型の人は「安くても和了できれば十分」と寄りやすいです。
それ自体は悪くないのですが、トップを取るにはどこかで打点が必要です。
和了率を落としすぎない範囲で、高くする局を選ぶ発想が大切です。

速度不足なら手組みと副露をどう使い分ける?

速度不足を感じるなら、手組みと副露のバランスを見直します。
ここでいう速度は、早打ちのことではなく、聴牌や和了まで進みやすい形を作れているかです。手組みの基礎から見直すなら、牌効率の基礎と受け入れの考え方を確認しておくと、序盤で残す牌の優先順位が整理しやすくなります。

速度不足の人は、序盤から安全牌を抱えすぎたり、門前にこだわりすぎたりして、受け入れを狭くしていることがあります。
結果として、他家より一歩遅れて先制を取られやすくなります。

まず手組みでは、序盤は手牌の伸びを優先します。
安全牌を持つこと自体は大事です。ただ、早い段階で抱えすぎると聴牌まで進みにくくなります。
中盤以降に相手の進行が見えてから、安全度を意識しても間に合う局はあります。

副露は、何でも鳴けばよいわけではありません。
ただし、鳴けば役あり一向聴や聴牌になるなら、門前固定より実戦的なことが多いです。
特に相手が早そうな局では、こちらも速度対応しないと受け身になりやすいです。

守備型の人ほど、鳴いたあとの守備力低下を気にすると思います。
その感覚は大事です。何でも鳴いて手牌を短くすると、たしかに対応しづらくなります。
ただ、鳴かずに遅れて相手に先制され続けるのも、別の意味で苦しいです。

改善の目安は次の通りです。

  • 序盤は受け入れを広く保つ
  • 中盤以降に安全牌の価値を上げる
  • 役牌対子やタンヤオ形は副露候補に入れる
  • 他家の進行が速い局では自分も前進手段を持つ

私自身、守備を意識しすぎていたころは、安全牌を残しすぎて手牌進行が鈍くなることがありました。
そこを直してからは、放銃率を大きく崩さずに先制できる局が増えました。
つまり、速度改善は無理押しではなく、進めるべき局で自然に前へ出られる形を作ることです。

勝てるようになるためのおすすめ本

「振り込まないのに勝てない」を改善したいなら、感覚だけでなく判断基準を学べる本が役立ちます。
特におすすめなのは、基礎固め用と判断精度向上用の2冊です。

まず、麻雀の勝てる押し引きから学びたい人には令和版 現代麻雀技術論が向いています。
牌姿が多く、牌効率や手組み、基本的な考え方を体系的に学びやすい本です。
全雀士が攻守の土台を作るのに使いやすい一冊です。
「何となく打っている部分を整理したい」「まず基礎を固めたい」という人に合います。

次に、押し引きやリーチ判断をより実戦的に見直したいなら、新 科学する麻雀がおすすめです。
こちらはシミュレーションやデータをもとに、押すべきか引くべきか、リーチすべきかどうかを学びやすい本です。
数字や表が多いぶん、すぐに全部読むより、迷ったテーマを辞書的に確認する使い方が合います。

簡単に比べると次のようになります。

麻雀本を選ぶときは、「広く基礎を固めたいのか」「データで判断基準を深掘りしたいのか」で選ぶと失敗しにくいです。

書籍名向いている人強み
令和版 現代麻雀技術論牌効率・手作り・鳴き・押し引きまで、現代麻雀の基礎を体系的に固めたい人テーマの網羅性が高く、「何を切るか」「いつ押すか」の土台を広く作りやすい。
新 科学する麻雀リーチ判断・押し引き・テンパイ外しなどを、感覚ではなくデータやシミュレーションで見直したい人天鳳鳳凰卓データやシミュレーションをもとに、迷いやすい局面の判断理由を深掘りできる。

迷った場合は、まず令和版 現代麻雀技術論で牌効率・手作り・鳴き・押し引きの土台を作り、そのあとに新 科学する麻雀で判断の根拠を深掘りする流れがおすすめです。

正直、本は最初から全部きれいに読まなくてもいいと思っています。
特に押し引きやリーチ判断の本は、通読しようとすると途中で重く感じることがあります。私もそうでした。

おすすめは、自分の牌譜で迷った局を1つ決めてから読むことです。
「この親リーチに、自分の良形一向聴は押してよかったのか」「この平和のみはリーチでよかったのか」みたいに、具体的な疑問を持って読むとかなり吸収しやすくなります。

てりやき
てりやき

成績が停滞しているときほど、感覚だけで修正しない方が安定するよ。本で基準を言語化して、牌譜で照らし合わせる流れがおすすめだね。

麻雀で振り込まないのに勝てない悩みのまとめ

💡麻雀で振り込まないのに勝てない悩みのまとめ:

  • 振り込まないこと自体は大きな強み
  • ただし放銃率だけでは勝ち切れない
  • 負け方は放銃負けとツモられ負けで分けて考える
  • ツモられ負けは和了率や速度不足が関わることが多い
  • 勝てない主因は和了率・打点・速度・押し引きに分かれる
  • 守備重視と守りすぎは別で、勝負手まで降りると苦しくなる
  • ベタオリは正しいが、親番や高打点手では押す価値もある
  • 改善ではリーチ判断と鳴き判断の見直しが効果的
  • 打点不足型は安手先行を続けすぎていないか確認する
  • まずは牌譜で「押せたのに降りた局」を見返すのが近道

振り込まないのに勝てないと感じたとき、守備を否定する必要はありません。
むしろ、放銃を減らせているなら、それはかなり大きな武器です。

ただ、その武器だけで毎回トップまで届くわけではありません。
次に見るべきなのは、和了率・打点・速度・押し引きのどこで点棒を取り逃しているかです。トップが増えない原因を数値で追いたい人は、麻雀の平均順位の目安と正しい捉え方もあわせて見ると、ラス回避とトップ率のバランスを確認しやすくなります。

迷うなら、まず牌譜を3局だけ見返してみてください。
見るのは「押して放銃した局」だけではなく、本当は押せたのに降りた局です。親番の良形一向聴、先制良形聴牌、ドラが絡む勝負手。このあたりで毎回引いているなら、守備型ではなく守りすぎに寄っている可能性があります。

全部を攻撃型に変える必要はありません。
まずは、親番・良形聴牌・高打点手の3つだけ、今より少し前に出る。守備型の人は、それだけでも成績の見え方が変わってくるはずです。

WRITER & REVIEW
この記事の執筆・参考情報
てりやきアイコン
麻雀歴16年(大会優勝経験あり)。ルール・役・天鳳8段になるまでの練習法、実戦で役立つ戦術・おすすめ麻雀本など、麻雀が強くなるための情報を発信しています。
一般的な4人打ちリーチ麻雀基準 天鳳・雀魂・団体戦で差がある箇所あり
参考資料:公式ルール/書籍/検証牌譜
※ルール差が出やすい内容は、記事内でできる限り補足しています。採用ルールによって扱いが異なる場合があります。
麻雀上達のための情報
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