麻雀を始めたばかりの方や慣れ始めた方は、牌効率が悪いことが原因で和了率が低く、トップを逃すといったような「もったいないケース」が非常に多いです。また、牌効率を独学で学び、間違った牌効率を身に着けているケースも想像以上によくあります。
てりやきは麻雀で強くなるために色々な技術を勉強し、天鳳8段になることができました。その勉強した技術の一つが牌効率です。
そこでこの記事では牌効率の重要性や改善方法、勉強方法(本やアプリ、牌効率ツールも紹介)を解説します。
この記事を読めば「牌効率のポイント・勉強方法」がわかるため、あなた自身で牌効率のスキルをどんどん伸ばすことができるようになり、今よりももっと勝てるようになります!
てりやきが天鳳8段になるまでに身に着けた牌効率のポイント・勉強法を整理したので、今以上に勝てるようになりたい人は最後まで読んでください!
牌効率とは?
まずは牌効率が何であるか、その必要性を理解することが大事です。
牌効率は「手牌を最速聴牌させるという観点で打牌選択するための考え方」です。
つまり、牌効率が良い人=最速聴牌できるような打牌選択がしている人というイメージです!
麻雀で勝つ上で牌効率はなぜ必要なのか?
牌効率は麻雀で勝てるようになるためには必須スキルと断言できるほど重要かつ必要な考え方です。
その理由は、麻雀で勝てるようになるためには和了率を上げる必要があり、和了率を上げるためには牌効率を良くする必要があるためです。
詳細に説明していきます。
基本的に麻雀で勝つには和了率を最大に上げて、放銃率を最小に下げることです。要は和了できるときは全部和了して、和了できない時は一切放銃しないことで、麻雀が勝てるようになるということです。
また、和了率を上げる方法の一つは、早い巡目に聴牌することです。早い巡目で(できれば好形で)聴牌すれば、残りの巡で和了できるチャンスが増えるためです。
そして、早い巡目に聴牌するためには牌効率を良くすることが重要になります
こんなロジックで、牌効率は必要というわけです!!
「牌効率は意味ない」という意見があるが、実際どうなのか?
ネット上では「牌効率を求めることは意味がない」という意見をたまに見かけます。
まずは、「牌効率を求めることは意味がない」という文字だけ受け取ると、てりやきは完全否定派です。
ただし、「牌効率を求めることは意味がない」というのは、下記のような”自身がほぼ和了できない”、”和了を目指すと放銃する可能性が大きい”といった状況においては正しいです。
- 配牌が悪すぎて、和了が絶望的状況
- 他家が先制リーチしてきて、降りるしかない状況
- etc
要は「牌効率は意味ない」=「牌効率は和了するための技術であり、和了が難しい状況においては牌効率は意味ない」ということですね!この解釈であれば、てりやきも賛成です!!
牌効率を優先しすぎて、放銃しないように気を付けましょう!
牌効率を良くするための4つのポイント
牌効率を良くするためには、いくつか意識すべきポイントがあります。
今回は特に重要かつ基礎的な意識すべきポイントを重要度が高い順に解説します!
受け入れ枚数を意識しながら打つ
牌効率の基礎中の基礎である「受け入れ枚数を意識しながら打つ」です。
受け入れ枚数とは、「手牌が聴牌に近づけるために必要な牌の枚数」のことです。
もっと簡単に言うと、ツモって向聴が進む牌が受け入れ牌であり、その枚数が受け入れ枚数です。
受け入れ枚数が多いと、向聴数が進みやすい=聴牌スピードが速いということなので、受け入れ枚数を意識することはかなり重要です!
例えば、上のような手牌の場合、何を切ると受け入れ枚数が多そうでしょうか?
- 切り…14枚(×2枚、×2枚、×4枚、×2枚、×4枚)
- 切り…20枚(×4枚、×4枚、×2枚、×4枚、×2枚、×4枚)
- 切り…20枚(×4枚、×2枚、×4枚、×2枚、×4枚、×4枚)
- 切り…14枚(×2枚、×2枚、×4枚、×2枚、×4枚)
数えてみると、受け入れ枚数は もしくは を切ると最多なため、このどちらかを切ると牌効率的に良いということです。(聴牌確率が約1.4倍も差があります。)
こんな感じで、受け入れ枚数を意識して、打牌選択すると牌効率がかなり良くなります!
実戦では捨て牌も考慮し、受け入れ枚数を数える必要がありますが、牌効率を良くするためには非常に重要なポイントなので、実戦でも意識してみてください。
てりやきも最初はできませんでしたが、段々と慣れていき、できるようになったので、あきらめずコツコツ鍛えましょう!みなさんも必ずできるようになります!!
数牌を優先的に残すようにする
麻雀の牌の種類は大きく2つ分けると、数牌と字牌です。
- 数牌…1-9の数字の牌。さらに萬子、筒子、索子の3種類がある。
- 字牌…1-9の数字以外の牌。東南西北、白發中の7種類である。
そして、数牌、字牌において、牌効率観点で優先的に活用すべきなのは、圧倒的に数牌です。
字牌は刻子(同じ牌を3つ重ねた面子)でしか面子として扱えないが、数牌は刻子以外に順子(123のように数が順に連なった面子)で扱うことができるためです。
注意点として、牌効率的には数牌が優先すべきですが、和了率的には役牌をポンした方が良いケースが多いので、牌効率だけに固執せずに、どうやれば和了率をあがるかは意識しましょう!
あくまで牌効率は手段であり、目的は和了です!!
牌効率における塔子(両面・ペンチャン・カンチャン・シャボ)の優先順位
牌効率を良くするためには、塔子(あと1枚で面子になるブロック)の特徴と優先順位を知っておくことが重要です。
↓に塔子の種類と特徴を優先度が高い順にしています。手牌に残すべき優先順位は両面>カンチャン>ペンチャン>対子の順です。
- 両面…2種の受け入れ牌がある形。例)、
- カンチャン…順子の真ん中がない形。例)、
- ペンチャン…12もしくは89の形。例)、
- 対子…同じ牌を1枚自模ると暗刻になる形。例)、
両面は受け入れ枚数が多い塔子なため、基本的には両面を手牌に残すことが牌効率向上のカギです。
カンチャン vs ペンチャンについて、受け入れ枚数(どちらも4枚)は同じですが、カンチャンは両面に変化する可能性がありますが、ペンチャンは両面に変化しないので、基本的にはカンチャンのほうが優秀です。
対子は受け入れが一番少ないので、優先順位的には一番低いです。ただし、ツモによっては両面になる可能性があるので、一概にペンチャン<対子とは言えないです。ここはかなり複雑なので、一旦、「ペンチャンのほうが対子より、手牌に残す優先順位が高いのか」とふんわりは覚えておきましょう!
てりやきはこの優先順位を知らない時は対子を優先的に残していたけど、ペンチャンを残すようになってから、体感的には聴牌速度あがりました!受け入れ2枚の差はかなり大きい!!
捨て牌から山に残っていそうな牌を読み、受け入れを残す
けっこう難しい内容なので、”意識しましょう”といった程度のポイントです。
麻雀は3人もしくは4人で打つので、必ずしも求めている牌が山にあると限りません。そして、山に残っている牌を推測するための情報源は捨て牌にあります。
要は捨て牌から山にありそうな牌を推測して、その牌の受け入れ塔子を残すというテクニックです。「捨て牌から推測できる山にありそうな牌」を2つほど解説します。
序盤に捨てられた数牌の周辺は山にいる可能性が比較的高い
基本的に他家も和了を目指すのが麻雀です。なので、他家の配牌が良いケース以外は牌効率を重視して、塔子にもなっていない牌を捨てていく傾向があります。そして、塔子になっていない牌を切っていくのは手牌が整っていない序盤となります。
なので、序盤に切られた数牌の周りの牌は山に残っている可能性が比較的あると推測しましょう。
たとえば、他家3人が1~4巡目以内にを切っていると、山にはがいる可能性が比較的高いです。
ただし、「という形だから、を切った」というパターンもあるので、信じすぎないように打つのがコツです。
2378の数牌の壁の外側の牌は山にいる可能性が比較的高い
自分の手牌・捨て牌、他家の捨て牌から同じ牌が3枚以上見えていることが壁と呼びます。
そして、2378の数牌の壁の外側にある牌は山にいる可能性が比較的高いです。
例えば、の壁が見えている場合、(=壁の外側の牌)が捨て牌に無ければ、山にいる可能性が比較的高いです。
は使いづらいので、比較的捨て牌にされやすいけど、捨てられていないということは山に残っている可能性が比較的高いという考え方になります。
ただし、他家がと隠し持っている可能性もあるので、こちらも信じすぎないように打つのがコツです。
かなりの高等技術なので、まずは自分の手牌のみでの牌効率を向上を目指しましょう!
他家の捨て牌を利用するのは、その次です!
牌効率の4つの勉強方法
まずは牌効率の基礎を解説してきました。ただし、それだけでは牌効率を最大にすることは難しいです。
なので、牌効率をもっと良くするためには自身での勉強が必要であり、4つの勉強方法を解説していきます!
牌効率に特化した麻雀本を読んで、勉強する
まずは牌効率を上達させるために最も効果的かつ効率的な方法をお伝えします。
「ウザク式麻雀学習 牌効率」という本を読むことです!強く推奨します!
「ウザク式麻雀学習 牌効率」のおすすめのポイントは↓です。
- 基礎的な何切るや、非常に悩ましい何切る等が含まれた本であり、自身で考えながら読めるため、牌効率の上達が早い
- イラストや漫画が入っており、シンプルに読みやすい
- スマホ版でもレイアウト的にも読みやすいため、隙間時間でも牌効率の勉強ができる
読んだ方のフィードバックを見ると、下記のようなポジティブなフィードバックが多いです。評価も4.5/5と非常に高いので、客観的にも非常に良い牌効率の勉強本だということが分かります。
- 本の中身が見やすく、内容もわかりやすい
- 何度も読み返したい優良指南書
- 雀力が跳ね上がった最強の麻雀本
ウザク式牌効率の何切るアプリを活用し、勉強する
牌効率を鍛える上で、「麻雀ウザク式何切る?」という無料の何切るアプリ(有料サブスクリプションあり)を活用するのが有効です!
麻雀ウザク式何切る?のメリットは↓です!
- 1問1答形式であり、動作もサクサクなので、ちょっとした隙間時間でも牌効率の勉強をできる
- 問題がランダムに出題されるので、何往復も勉強しやすい
- 間違えた問題だけをやり直せる復習モードがあり、復習しやすい
- 非常に丁寧な解説なので、理解しやすい
牌効率を鍛える上で何切るは非常に有効な勉強法なので、ぜひ一度やってみてください!
牌効率を意識しながら、たくさん麻雀する
とてもシンプルですが、牌効率を意識しながら、たくさん麻雀しましょう。「牌効率を意識しながら」というのが重要なポイントです。
麻雀の実戦の中で、向聴数や受け入れ枚数を意識するのはけっこう大変です。ただし、それを意識しながら実戦していくと、牌効率の良い手牌の形等がわかってくることもあり、段々と牌効率が良くなっていきます。
まずは実戦の中でも牌効率をしっかり考えれる脳みそを作っていきましょう!
牌効率ツールを活用し、実際の手牌を振り返る
麻雀をしていく中で、打牌選択に悩む場面によく出くわします。
悩んだ手牌は必ず放置せずに麻雀が終わったあとに振り返りましょう。振り返ることで、身に着くものは非常に多いです。
振り返る際には牌効率ツールを使うことを推奨します。てりやきがよく使う牌効率ツールを張っておきます。
↓のような感じで、手牌(赤枠)と打牌候補毎の受け入れ牌(=有効牌)や和了確率(緑枠)を確認できるので、非常に効率的に振り返りができます。
まとめ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!
まずはこの記事を読んで、牌効率の重要性を理解いただき、牌効率の基礎を把握いただけるとうれしいです。
そして、牌効率の基礎を知ったうえで、紹介した勉強法をやってみてください!特に「ウザク式麻雀学習 牌効率」という本をぜひ読んで、牌効率を勉強してみてください!
必ずあなたの牌効率・麻雀力を向上させ、勝率UPを実現できます!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!!
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