清一色は高打点で魅力的ですが、待ちが多面待ち・変則待ちになりやすく、プロでも間違えるほど難しい分野です。
とはいえ、コツと手順を押さえれば「数秒でおおよその待ちが読める状態」までは誰でも到達できます。
この記事では、清一色の待ちを読むための共通手順と、多面待ちの代表パターン、実戦での手組み・鳴き判断、ミスしないための思考ルール、練習法までを一気に整理します。
💡この記事で理解できるポイント
- 清一色が多面待ちになりやすく、待ち把握にコツが必要な理由
- テンパイ時の「待ち確認の基本ステップ」と、暗刻・一盃口があるときの考え方
- 7枚形・10枚形を使った清一色多面待ちの代表パターンと、暗刻抜き取り法の使いどころ
- 実戦で広い待ちに受ける手組み・鳴き判断と、待ちミスを減らす具体的な練習法
清一色の待ちのコツの基本とよくある形

まずは「なぜ清一色の待ちは難しいのか」と「待ち確認の基本手順」、そして頻出の多面待ちパターンを整理します。
ここを押さえると、後半の実戦応用が理解しやすくなります。
清一色の待ちの確認ステップ
清一色のテンパイ(またはテンパイ近く)で「何待ちだ?」と考えるときは、毎回同じ手順で処理するとミスが減ります。
おすすめの共通ルートは次の通りです。
清一色の待ちの確認ステップ
- 牌を数順に一列に並べる
- 暗刻・槓子があるかを確認する
- 端からメンツ・頭を抜いていく
- 残りがテンパイ形か確認する
- 待ちを筋ごとに整理する
一つずつ説明します。
1. 牌を数順に一列に並べる
1〜9まで、同じ色だけを小さい順に一直線に並べます。
グループごとにバラバラに並べると、抜き方を勘違いして待ちを見落としやすいのでNGです。
2. 暗刻・槓子をチェックする
同じ牌が3枚あれば「暗刻」、4枚あれば「槓子候補」です。
暗刻・槓子があるかで、使うべき理論が変わります。
- 暗刻なしのとき:
→ 一筋の法則(待ちは基本1筋だけ) - 暗刻ありのとき:
→ 暗刻抜き取り法で「一度暗刻を抜いてから」考える
これらは後で詳しく説明します。
3. 端からメンツ・頭を抜いていく
左端(または右端)から順番に、
- 分かりやすい順子(例:


) - 暗刻(例:


) - 対子(例:

)
を1ブロックずつ抜きます。
抜くときは、なるべく端の方から抜くと、残りの聴牌形を読み取りやすいです。
4. 残りがテンパイ形か確認
4面子+1雀頭(またはそれに準ずる多面待ち形)として成立している抜き方だけを残し、
成立していない抜き方(残りがバラバラで面子にならない)は捨てます。
「残りがテンパイ形にならない分け方は、そもそも候補にしない」
これを徹底すると、頭の中が一気に整理されます。
5. 待ちを筋ごとに整理する
清一色は、待ちを「筋」でまとめて考えるとミスが減ります。
- 数牌1色は、147・258・369 の3本の筋に分けて考えられます。
- どれか1枚でも待ちが見つかったら、その牌が属する筋の他の牌も待ちかどうかをチェック
この「筋意識」を持って、
「
待ちが見えた → 同じ

筋の
も待ちになる可能性がある」
と待ち確認すると、漏れが減っていきます。
清一色の多面待ち代表パターン
清一色の多面待ちを早く読むには、
- 7枚形・10枚形などの「頻出パターン暗記」
- ロジック(暗刻抜き取り法)
の両方が必要です。
ここではイメージをつかむために、代表的な考え方だけ整理します。
1. 7枚形を単位に考える
清一色の多面待ち解説でよく出てくるのが「7枚形」です。
これは「7枚だけで多面待ちになる基本の19パターン」のことです。
7枚形を覚えるメリット
- 実戦の10枚前後の牌姿から、順子1つを抜いて「7枚形」に還元できる
- 「7枚形の待ち+抜いた順子が増やす待ち」で、10枚形の待ちを一気に読める
7枚形19パターンを覚えるのは大変ですが、下記にまとめるので、少しずつ覚えていきましょう。
7枚形のパターン①

待ち:


7枚形のパターン②

待ち:


7枚形のパターン③

待ち:


7枚形のパターン④

待ち:

7枚形のパターン⑤

待ち:

、
7枚形のパターン⑥

待ち:
、

7枚形のパターン⑦

待ち:
、
7枚形のパターン⑧

待ち:

、

7枚形のパターン⑨

待ち:
、
7枚形のパターン⑩

待ち:
、

7枚形のパターン⑪

待ち:
、

7枚形のパターン⑫

待ち:
、
、
7枚形のパターン⑬

待ち:
、
、
7枚形のパターン⑭

待ち:
、
、
7枚形のパターン⑮

待ち:
、
、
7枚形のパターン⑯

待ち:
、
、
7枚形のパターン⑰

待ち:
、

7枚形のパターン⑱

待ち:
、

7枚形のパターン⑲

待ち:
、

2. 10枚形は「7枚形+順子1つ」で見る
10枚前後の清一色多面待ちは複雑ですが、
- 特定の順子(234, 345, 456, 567 など)を1つ抜いてみる
- 残った7枚が、どの7枚形かを判定
- 7枚形の待ちに対して、「抜いた順子の端や一つ外側の牌」がどんな待ちを増やすかを見る
という流れでかなりシンプルになります。
ここで効いてくるのが、次の2つの法則です。
- 法則1:順子の端が7枚形の待ちに含まれていると、その端から伸びる筋も待ちになる
- 法則2:順子の「一つ外側」を単騎で持っている7枚形では、その単騎と端でノベタンが生じる
詳細な牌姿は69パターンありますが、気になる方はこちらをご覧ください。
ここでは「10枚形=7枚形+順子1つ」に分解して考える、という考え方だけでも強力と覚えましょう。
3. 暗刻抜き取り法
暗刻を含む清一色多面待ちは、暗刻抜き取り法で読みます。
- 暗刻(槓子)をいったん全部抜く
- 残りから「単騎・ノベタン・亜両面・シャンポン」のどれかの待ちを読む
- 抜いた暗刻から1枚ずつくっつけて、「カンチャン or 両面」の待ちを読む
暗刻を抜いた結果、4面子+頭が組めないなら、その暗刻は抜いてはいけない(順子扱い)
という注意だけ守れば、多くの形を機械的に処理できます。

清一色の待ちを読むときは、「数順一列」「暗刻の有無」「端からメンツを抜く」「筋で整理」の4ステップを毎回同じ順で回すのがコツだよ。
清一色の待ちのコツにおけるてりやき流の実戦応用

ここからは、実際の対局で「どう手組みするか」「どこまで鳴くか」「どうやってミスを減らすか」を具体的にまとめます。
清一色を狙うか混一色・通常手にするかの判断や、効果的な練習方法もここで扱います。
清一色の手組み判断と受け方
1. 清一色を狙うかどうかの目安
狙うかどうかは、牌姿+局面で決めます。
目安になるポイントは次の通りです。
- 配牌または序盤で同色牌が7〜8枚以上、字牌が3枚以上なら「まず混一色(ホンイツ)を本線、清一色に昇格するかはツモ次第」
- 同色牌が10枚前後あるような極端な偏りなら、清一色一直線も有力
- 親番・オーラスの条件付き(満貫・跳満・倍満が必要な条件など)では、清一色の打点メリットが大きい
逆に、
といったときは、手牌的に狙いやすいほうを選ぶ方が安定します。
2. 広い多面待ちに受けるターツ選択
清一色で「受けを広くする」基本方針は次の3つです。
- 中張牌(4〜6)をうまく残し、3面張・4面張を作れる形を意識する
- 槓子・暗刻周りを大事にし、槓子のまたぎスジで多面待ちを作る
- 一盃口ブロックを活かし、ノベタン・多面待ちに変化させる
特に槓子は優秀です。
同じ牌4枚を中心に、
- その牌の前後2つずつ(例:
なら


) - さらに槓子の牌の筋牌(:
なら
)
まで待ちが広がるパターンが多く、「槓子+周辺ターツ」は極力崩したくない形になります。
「どのターツを落とせば、槓子や一盃口を残して最大の多面待ちになるか」
という視点で何切るを考えると、清一色の受けはかなり良くなります。
3. 鳴き清一色と門前清一色の使い分け
打点と速度のバランスをざっくり比べると、次のようになります。
| 形 | 翻数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 門前清一色 | 6翻 | ドラ2で倍満。手役は強いが遅め |
| 鳴き清一色 | 5翻(食い) | ドラ1で跳満。速さと打点の両立 |
| 門前混一色 | 3翻 | ドラ・他役と絡めて満貫狙い |
| 鳴き混一色 | 2翻(食い) | スピード寄り、中打点 |
実戦でのざっくり指針は、
- ドラが絡んでいて、局面的にスピードが欲しい:鳴き清一色も積極的に
- 条件戦・オーラスで「跳満以上がほしい」:門前清一色 or 清一色+別役
- ドラが遠く、清一色まで遠い:混一色・通常手にシフト
また、鳴き回数も意識します。
- 鳴きすぎると清一色がバレて、出アガリ期待値が激減
- 理想は0〜2フーロ以内
(3フーロ以上の「丸出し清一色」はツモ前提になりやすい)
とはいえ、聴牌をすること自体がかなり重要なので、聴牌できるなら鳴けるときはどんどん鳴きましょう。
清一色の待ちミス防止と注意点
清一色で多いミスは、
です。
これらを減らすための「やってはいけないこと」と「確認ルール」を整理します。
1. 並び替えすぎない
手牌を自分の好みでバラバラにグループ分けしてしまうと、
- 抜き方のイメージが狂う
- 一部の待ちを丸ごと見落とす
清一色では特に、「1色を1列に数順で並べる」のを徹底するのが良いです。
2. 暗刻を決めつけない
同じ牌3枚を「絶対暗刻」と決めつけると、
- その一部を頭として使うパターン
- 1枚を他の順子に組み替えるパターン
を見逃しやすくなります。
3枚は「暗刻扱い」と「頭扱い」の2パターンを必ず両方検証する
これだけで、多面待ちの見落としがかなり減ります。
5. 実戦での優先順位
競技やフリーでは、
のも損です。
どうしても複雑な形で時間がないときは、
- フリテンになっていないかだけは確認
- 最低限の待ち(見えている分+その筋)だけを把握
- あとはツモ上がり本線で、細かい面待ちまで無理に全部は追わない
という割り切りも必要です。

清一色と混一色のどちらを狙うかは、染め手のときに重要なポイントになるよ。
自分の手牌だけでなく、場況も見て、判断するようにすると安定して勝てるようになるよ。
総括:清一色の待ちのコツのまとめ

最後に、この記事の内容を清一色 待ち コツの観点から整理しておきます。
💡清一色の待ちのコツに関するまとめ:
- 清一色は同色牌が連続しやすく、暗刻・一盃口・4枚持ちが絡んで多面待ち・変則待ちになりやすいため、待ち把握のコツが必須
- 待ち確認は「数順一列に並べる → 暗刻・槓子を確認 → 端からメンツ・頭を抜く → 残りがテンパイ形か確認 → 筋ごとに待ちを整理」の共通ステップで処理するとミスが減る
- 暗刻なしは一筋の法則で「待ちは基本1筋」、暗刻ありは暗刻抜き取り法で「暗刻を一度抜いてから待ちを読む」のが基本ルール
- 7枚形・10枚形は「清一色多面待ちの代表パターン」であり、7枚形+順子1つ=10枚形という分解を覚えると実戦での読みが一気に楽になる
- 清一色を狙うかどうかは「同色7〜8枚+字牌3枚」「ドラの位置」「点棒状況」で決め、無理チンは避ける
- 鳴き清一色は5翻・門前清一色は6翻で、ドラとの絡みとスピードを見て鳴き回数(0〜2フーロを目安)を調整する
- 待ちミス防止には「並び替えすぎない」「暗刻を決めつけない」「テンパイ形にならない抜き方は捨てる」「筋で待ちをまとめる」といった思考ルールが有効
- 多面待ち読みは、理屈(筋・暗刻抜き取り)とパターン暗記(7枚形・一盃口・槓子周り)をセットで鍛えると、数秒でほぼ正確に読めるようになる
- 練習は「1人清一色」「多面待ちアプリ/Web問題」「牌効率本での形訓練」を組み合わせ、毎日少しずつでも多面待ちに触れる時間を作るのが効果的


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