Mortalは、無料で使える麻雀AIとして人気の高いサービスです。ですが、「牌譜の読み込ませ方が分からない」「表示の見方が難しい」と感じて、うまく活用できていない方も少なくありません。
本記事では、ネット麻雀歴15年の牌譜検討オタクの私が、Mortalの使い方・見方・勉強への活かし方を初心者にも分かりやすく解説します。
雀魂や天鳳の牌譜を見直して強くなりたい方にとって、麻雀AIを使った牌譜検討はとても効率のよい勉強法です。実戦で勝つための考え方は、麻雀の初心者が実践できる勝ち方やコツの記事でも解説しているので、あわせて読むと理解しやすくなります。
牌譜検討は、麻雀が強くなるために非常に有効です。特に強い麻雀AIの打牌は勉強になるので、Mortalを使いこなして、効率よく実力を伸ばしていきましょう。
無料の牌譜解析AI Mortalとは?

Mortalとは、無料で利用できる牌譜検討向けの麻雀AIです。
過去の大量の牌譜をもとに学習しており、統計的に見てより良い一打を提示してくれるため、「自分の打牌は本当に良かったのか?」を客観的に見直すのに役立ちます。
麻雀AIって強いの?
「麻雀AIって本当に強いの?」と思う方も多いですが、近年の麻雀AIは非常に高水準で、牌譜検討に使う価値は十分あります。
特にMortalは押し引き判断も含めてかなり優秀で、初級者~中級者が自分のミスを見つける道具として非常に優秀です。自分では気づきにくい打牌のズレを客観的に確認できるのが大きな強みです。
Mortalの牌譜解析の使い方・見方

では、さっそくMortalの使い方・見方を学んでいきましょう。
Mortalに牌譜を読み込ませる方法
まずはMortalのサイトを開きます。

下記を設定し、「私は人間です」のチェックを行ったうえで、「送信」ボタンをクリックしてください。
- 牌譜入力
- 麻雀アプリから牌譜URLをコピーして入力します。
- 対象プレイヤー
- 評価したいプレイヤーを選択します。
- Mortalネットワーク
- Mortalのスタイルを下記から選択します。
- トップ取りタイプ
- バランスタイプ
- ラス回避タイプ
- レガシーバージョン
- 人間に近い、でも最も弱い
- 雀魂や天鳳のようにラス回避が重要なルールで成績を上げたい方は、ラス回避タイプを選ぶのがおすすめです。
- Mortalのスタイルを下記から選択します。
- UI
- KillerDuckyを選択します。
- KillerDuckyとClassicのどちらも選べますが、動的に牌譜検討しやすいのでKillerDuckyのほうがおすすめです。
- 言語
- 任意の言語を選択します。
- 高度なオプション
- 基本的には設定しないことをおすすめします。
- AIの学習パラメータを調整できる項目ですが、誤って触ると本来の性能で見られなくなる可能性があるためです。
Mortalの見方・使い方
上記がうまく設定できれば、下のような画面が表示され、牌譜検討ができるようになります。

- 赤枠の部分
- 牌譜検討したい場面へ移動するためのボタンがあります。
- 例えば、「次のラウンド」をクリックすると次の局、「次の選択」をクリックすると次の打牌場面へ移動できます。
- 便利なのが「前/次のエラー」機能です。これは、人間とMortalの打牌選択が違う場面へ移動できます。
- どこでMortalと判断が分かれたのかを効率よく探したい場合は、まずこのボタンを活用しましょう。
- 牌譜検討したい場面へ移動するためのボタンがあります。
- 黄枠の部分
- 人間(プレイヤー)の打牌と、Mortalの打牌が表示されています。
- ここで差が出ている場面こそ、強くなるヒントが詰まっている場面です。違った局面を中心に見直すと、学習効率が上がります。
- 紫枠の部分
- Mortalの打牌候補が、おすすめ順に一覧表示されています。
- 「質問」や「ポ」と表示される部分は、細かい理論を気にしすぎなくても大丈夫です。まずはどの牌をどれくらい推しているのかを見る感覚で問題ありません。
- 細かい理論まで追わなくても、Mortalを勉強に使う上では十分役立ちます。
このように牌譜を読み込ませることで、自分の打牌とMortalの打牌の差が見えるようになります。Mortalを活用して麻雀が強くなるための使い方としては、次の2つが特におすすめです。
- 自分が非常に迷った局面を、Mortalで牌譜検討する
- 実戦で迷った局面は、あとで見返せるようにメモしておくのがおすすめです。
- Mortalは感覚ではなく統計的に判断してくれるので、「なんとなくこっちを切った」を客観的に見直すのに向いています。
- こうした小さな差の積み重ねが、長期的には成績差につながります。
- 牌譜を読み込ませ、自分とMortalで打牌が違う場面を定期的に見直す
- 自分では最適だと思っていた打牌でも、実は改善余地があることはよくあります。
- Mortalを定期的に使って牌譜を振り返るだけでも、打牌選択の幅が広がりやすくなります。
- 特に「押し引き」「牌効率」「守備」のズレは、牌譜検討で見つかりやすいポイントです。
ただし、Mortalは「どこが違うか」を見つけるのは得意でも、「なぜそれが悪いのか」を体系立てて教えてくれるわけではありません。そのため、Mortalで見つけた課題を、牌効率・押し引き・守備の勉強で埋めていくと、より効率よく上達できます。
例えば、打牌の比較で迷いが多い方は麻雀の牌効率の定石、リーチ判断や押し引きが課題なら押し引きの基準と表、放銃を減らしたい方は麻雀の守備の完全ガイドもあわせて読むと、Mortalの結果を実戦に落とし込みやすくなります。
麻雀AIを活用すると、自信を持って打てる場面が増えたり、自分の打牌選択の幅が広がったりと、良い影響がたくさんあります。
実はMortalと対戦が可能
ちなみに、Mortalのページ下部には下のような設定があり、ここからMortalと対戦することもできます。

重要なのはMortalモデルです。このMortalモデルで、対戦相手となるMortalの種類(麻雀のスタイル)を選択できます。選択肢は次の通りです。
- トップ取りタイプ
- バランスタイプ
- ラス回避タイプ
- レガシーバージョン
- 人間に近い、でも最も弱い
麻雀はルールや順位点の比重によって最適な打ち方が変わるため、このように複数のスタイルが用意されています。例えば、ラス回避が重要なルールでは、トップ取り特化の打ち方がそのまま正解になるとは限りません。
もしあなたが雀魂や天鳳で上位を目指したいなら、ラス回避が重要なルールに合わせて、ラス回避タイプを選択するのがおすすめです。
また、雀魂の成績や傾向を数値でも振り返りたい方は、雀魂牌譜屋の見方・使い方の記事もおすすめです。Mortalによる牌譜検討と併用すると、自分の改善点をより整理しやすくなります。
Mortal以外の麻雀AIを紹介!

Mortal以外にも麻雀AIは存在するため、ここでは有名な2つを紹介します。
NAGA
NAGAは、有料サービスの麻雀AIです。

そして、NAGAは非常に高精度な牌譜検討ツールとして知られており、強い雀士にも利用されています。
特徴としては下記があり、興味があればこちらもチェックしてみてください。
- 麻雀の基本を忠実にこなすタイプ
- 基本的には和了を目指し、牌効率重視で打つ
- 聴牌したら、手替わりがあっても比較的素直にリーチする場面が多い
- 押し引きは、自身が聴牌しているかどうかの影響が大きい印象
KIRIN
KIRINは、人気オンライン麻雀「Maru-Jan」の麻雀AIです。
KIRINは、局収支を基準に最適な打牌を見出すAIです。今後、半荘収支基準のモードも作られていくようです。
また、KIRINはMaru-Jan会員160万人のうち、トップ0.008%のプレイヤーデータ7,000万局を学習しています。
Maru-Janは他の麻雀アプリとはまた違った打ち味があるため、興味がある方は試してみる価値があります。
Maru-Janは会員登録無料のオンライン麻雀です。雀魂や天鳳とは違った環境で打ってみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
(総括)麻雀AI Mortalの特徴・使い方・見方

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Mortalは、自分の打牌と強いAIの打牌を比較できる、とても優秀な牌譜検討ツールです。使いこなせるようになるだけでも、実戦の振り返りの質が大きく変わります。
特に、「どこでズレたのか」をMortalで見つけて、「なぜズレたのか」を牌効率・押し引き・守備の知識で埋めるという流れは、かなり効率のよい勉強法です。
Mortalはミスの発見には非常に強い一方で、考え方そのものを体系的に教えてくれるわけではありません。そこで役立つのが、何切る問題や押し引きの判断を学べる麻雀本です。
Mortalと併用したい麻雀本
Mortalで差が出た局面を見つけたあとに、本で基礎を補強すると理解がかなり深まります。特に「牌効率」「押し引き」「守備」は、Mortalを使っていると差が見えやすいテーマです。
Mortalは「ミスを見つける」のに優秀ですが、「なぜその判断が良いのか」を体系的に理解するには、牌効率・押し引き・守備の知識も重要です。
下記の本は、Mortalで見つけた課題を埋めるのに役立つ定番本です。牌譜検討の質をさらに高めたい方は、気になるものからチェックしてみてください。


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