麻雀は「14枚で決まった形と役を作り、点数を競う」ゲームです。
ただ、最初から全部を覚えようとすると、役もルールも多くてほぼ確実に挫折します。
そこでこの記事では、「最短1週間で友人と楽しんで打てるレベル」をゴールに、覚える順番と優先順位をはっきり決めたロードマップを用意しました。
まずは牌と基本の形→ゲームの流れ→最低限の役→鳴きと門前→超おすすめの練習法、という順に進みます。
💡この記事で理解できるポイント
- 麻雀ルールをどの順番で覚えれば1週間で脱初心者になれるかのロードマップ
- 最初に覚えるべき最低限の役セットと、その優先順位
- 鳴きと門前の違い、「鳴いていい役/ダメな役」の簡単な整理
- アプリ・一人麻雀・マンガ入門書を使った具体的かつ効率的な覚え方
麻雀ルールの覚え方の結論と全体像

まずは「麻雀がどんなゲームか」「どこまで覚えれば友人と打てるか」をざっくり掴みます。
ここが見えていると、その後の勉強の迷いがほとんどなくなります。
麻雀とはどんなゲームか
麻雀は、4人で牌を引いて捨てながら、自分の14枚を決まった形+役にして点数を取り合うゲームです。
基本だけ押さえると、やることはとてもシンプルです。
ここで絶対に覚えておきたいコアルールは2つだけです。
- 役がないとアガれない
- フリテン(自分が捨てたアガリ牌)はロンできないが、ツモならアガれる
この2つさえ頭に置いておけば、あとは「形」と「役」を少しずつ覚えていくだけで遊べるようになります。
最短で覚えるステップ一覧
先にロードマップをはっきり書きます。
おすすめの覚える順番は次の6ステップです。
- 牌の種類を知る
- 数牌3種(萬子・筒子・索子)×1〜9、字牌7種(東南西北白發中)
- アガリの形「4面子1雀頭」を覚える
- 順子(連番3枚)・刻子(同じ牌3枚)・雀頭(同じ牌2枚)のイメージ
- 局の進行とアガリまでの流れ
- ツモ→打牌、ロンとツモ、フリテンの意味
- 鳴き(チー・ポン)と門前の違い
- 鳴いたらリーチなど一部の役が消えることを知る
- 最低限の頻出役だけ覚える
- リーチ、役牌(白發中+自風・場風)、タンヤオ
- 余裕があれば「メンゼンツモ」「ピンフ」は後からでOK
- アプリや一人麻雀で実戦慣れしながら、ドラやカンなど細かいルールを足す
この記事では、この順番に沿って詳しく説明していきます。
何日で友人対局を目指すか
「友だちに誘われたから、できればすぐ打ちたい」という人も多いと思います。
ざっくり目安を書いておきます。
- 1日目(2〜3時間)
- 牌の種類・4面子1雀頭・ツモとロン・リーチと役牌・タンヤオの条件を覚える。
→ この時点で、アプリならすぐ遊べます。
- 牌の種類・4面子1雀頭・ツモとロン・リーチと役牌・タンヤオの条件を覚える。
- 2〜3日目(トータル6〜8時間)
- 実戦しながら下記に慣れる。
- 鳴きと門前の違い
- フリテン
- ドラの見方
- ※友人とカジュアルに遊ぶなら、このラインで十分です。
- 実戦しながら下記に慣れる。
- 1〜2週間(合計10〜20時間)
- アプリ・ネット麻雀で何十局か打ち、下記を押さえる。
- 基本役(リーチ・役牌・タンヤオ・ピンフ・メンゼンツモ)
- 簡単な牌効率(孤立牌・1・9・字牌の扱い)
- スジの等の防御面の超入門
- 「初心者だけど、もう普通に一緒に遊べるね」と言われるレベル。
- アプリ・ネット麻雀で何十局か打ち、下記を押さえる。

最初から「全部覚える」必要は全くないよ。この記事を最後まで読むと、やるべきことと優先順位が分かって、数日〜1週間で友人対局には十分なレベルに届くよ。
麻雀ルール覚え方の基本ステップ

ここでは、ルールの「骨格」になる部分だけを一気に押さえます。
牌の種類・4面子1雀頭・局の流れが分かれば、麻雀の全体像がかなりクリアになります。
牌の種類と呼び方の覚え方
麻雀牌は34種類×各4枚=136枚あります。
まずは「数牌」と「字牌」の2グループに分けて覚えると楽です。
- 数牌(すうはい):数字のついた牌(


等) - 萬子(マンズ):漢数字+「萬」(
~
) - 筒子(ピンズ):丸い模様(
~
) - 索子(ソーズ):竹のような模様(
~
) - 字牌(じはい):文字の牌(






)
- 風牌:



(トン・ナン・シャー・ペー) - 三元牌:


(ハク・ハツ・チュン)
- 風牌:
覚え方のコツは次の2つです。
アプリを使うと、牌にマウスオーバーやタップで読みを出してくれるものも多く、
「打ちながら自然に読む」方が暗記よりずっと早く身につきます。
※麻雀牌の読み方などについて詳しく知りたい方は、「麻雀牌の種類と読み方」をテーマにした記事をご覧ください
4面子1雀頭と形のイメージ
アガリの基本形は「4面子+1雀頭」=14枚です。
- 面子(メンツ):3枚1組
- 順子(シュンツ):同じ種類の数牌で連番3枚
- 例:



- 例:
- 刻子(コーツ):同じ牌3枚
- 例:



- 例:
- 雀頭(ジャントウ・アタマ):同じ牌2枚
- 例:


- 例:
例を1つ挙げます。
【アガリの基本形の例】

- 面子


(順子)

(刻子)

(刻子)

(刻子)
- 雀頭
→ 面子が4組+雀頭1組=アガリ形です。
ポイントは「1面子または雀頭の中は同じ色だけ」ということです。
三四五の順子を作るとき、「

」のように色を混ぜることはできません。
局の進行とアガリまでの流れ
1局の流れを簡単にまとめます。
- 親と子が決まり、牌をよく混ぜて山を積む
- 配牌:親14枚・子13枚ずつ配られる
- 親から順番に、反時計回りで「山から1枚ツモ → いらない1枚を捨てる」を繰り返す
- 誰かの手が「4面子1雀頭+役1つ以上」になったら下記。誰もアガらず山が尽きたら「流局」
ここで最優先で覚えるルールは次の2つです。
初めのうちは、アプリで「アガれるときだけボタンが光る」ものを使うと、
フリテンや役なしを自動で避けてくれるので、とても覚えやすいです。

この章で「牌の種類」「4面子1雀頭」「役がないとアガれない」「フリテン」の4つが分かれば、麻雀の骨格はほぼ理解できるよ。次はもう少し細かいルールを教えるよ。
もう少し詳細な麻雀の全体ルールを知りたい方は下の記事を見てみてください。
詳細記事:初めて麻雀を始める人のためのやり方・ルール・マナー完全ガイド
麻雀ルールの役における初心者向けの覚え方と優先順位

役はたくさんありますが、最初から全部覚えるのはNGです。
ここでは「最低限これだけで十分」という基本役セットと、鳴きとの関係を整理します。
最初に覚える基本役セット
まずはこの5つだけを覚えればOKです。
リーチ(立直)

詳細記事:麻雀のリーチとは?成立条件からメリット・できない理由・しない基準まで徹底解説
役牌(やくはい)

詳細記事:役牌の基本と実戦での活かし方をわかりやすく解説!役牌一覧や役牌バックも紹介!
タンヤオ(断么九)

詳細記事:タンヤオ(断么九)とは?基本ルールから鳴き判断等幅広く徹底解説
混一色(ホンイツ)

詳細記事:混一色(ホンイツ)とは?成立条件から翻数、鳴き判断まで幅広く徹底解説
ピンフ(平和)

詳細記事:麻雀の平和(ピンフ)をわかりやすく説明!鳴き可否やツモの点数等を徹底解説
これだけでかなりの局面をカバーできます。
鳴いてもよい役と鳴けない役
ここで整理しておきたいのが、「鳴いたらダメになる役」と「鳴いても大丈夫な役」です。
基本セットの中では、
覚え方はシンプルで構いません。
「最初は、鳴いたらリーチ・ピンフは消える。それ以外の3つは鳴いてOK」
これくらいのざっくり感で問題ありません。
実際、「門前のみ」の役は数えるほどしかないので、「鳴いたらダメな役だけ覚える」方が早いです。
覚えなくてよいルールの線引き
最初のうちは、次のようなものはあえて覚えなくてOKです。
代わりに、以下だけは早めに押さえましょう。

役を覚えるときは「全部覚える」のではなく、「鳴けない役だけ」「頻出役だけ」と切り分けるのがポイントだよ。まずはリーチ・タンヤオ・ピンフ・役牌・混一色を軸に、リーチ主体の打ち方を身につけると上達が早くなるよ。
麻雀ルールを覚えるための練習法

ルールは、座学だけより手を動かしながら覚える方が圧倒的に早いです。
ここではマンガ入門書・アプリ・一人麻雀・を使った現実的な練習方法を紹介します。
最短で麻雀を覚えるためのマンガ入門書
麻雀入門書は文字だけだと理解が難しいので、マンガ入門書がおすすめです。
ここでは2冊、用途の違う本を紹介します。
1冊、紙の本を手元に置いておくと、「あれ?」と思ったときにすぐ解決できて便利です。
そして何よりも、マンガ入門書はビジュアライズに麻雀を理解でき、早く覚えることができるので、必須アイテムと思ってください!
マンガでわかる! 東大式麻雀入門
👤こんな人におすすめ
- 「マンガ+解説」でまとめて基礎を固めたい人
- ネット麻雀は触ったことがあるが、実際のルールがあいまいなまま打っている人
📚この本の特徴
- 大学麻雀サークルのマンガを読み進めながら、ルール・役・点数計算・実戦問題まで一通り学べる構成
- 巻末の「あがり役早見表」「点数早見表」が実戦でかなり便利
- フルカラー図解で、手牌の並べ方やリアル卓の手順も分かりやすい
💡この本の効率的な使い方
- 最初にざっと通読して、全体像をつかむ
- アプリで打ちながら、「分からなかったところだけ読み直す辞書」として使う
- 点数計算に悩み始めたら、巻末の早見表を見ながら答え合わせをする

麻雀ルールの入門書で迷ったらまずこれ!というバランスのよい1冊。間違いなく、麻雀の覚えるのを手助けしてくれるよ!
マンガでわかる 子ども・初心者のための麻雀入門
👤こんな人におすすめ
- 麻雀が難しいと思い込んでいる人
- 漢字や専門用語が多い本だと読み進めるのがつらい人
📚この本の特徴
- 全ページフルカラー&マンガ中心で、全ての漢字にフリガナ付き
- Mリーグで活躍する伊達朱里紗プロ監修で、つまずきやすいポイントを押さえた構成
- ルールから役・点数計算まで「この順番で覚えると楽」という流れになっている
💡この本の効率的な使い方
- 麻雀を始める前にビジュアライズに麻雀ルールを理解する
- アプリで打った後に振り返りとして役等のルールを読み直す

フルカラーだからマンガ好きな人には最適。「難しそう」というイメージを消すためにも、最初の一歩として読んだほうが良い本だよ!
アプリで覚えるメリット・デメリット
オンライン麻雀や入門アプリは、初心者の強い味方です。
オンライン麻雀や入門アプリの代表的なメリット・デメリットは次の通りです。
おすすめの使い方は、
- 最初の1〜2週間は、「ルール補助あり」のアプリでひたすら回数をこなす
- その後、「役一覧を見ながら」「鳴きON・OFFを意識しながら」打つ
という二段階です。
初心者向け入門アプリとしては、ミッション形式で役を作りながら学べる
のようなものがあり、
「この役で上がろう」という課題をクリアしていくうちに、自然と役の形が身につきます。
一人麻雀と牌効率入門の覚え方
アプリに加えておすすめなのが、「一人麻雀」です。
実際に牌を並べて、自分だけでツモ→打牌を繰り返す練習です。
やり方はシンプルです。
- 牌を全部裏向きにしてよく混ぜる
- 適当に13枚引いて手牌にする
- 山から1枚ツモ→1枚捨てる、を18巡くらい繰り返す
- アガれなくてもよいので、「どの牌をなぜ切るか」を考える
ここで意識したい牌効率の超基本は次の3つです。
この感覚がつくと、アプリでの実戦でも「どの牌を切るか」で迷いづらくなり、
自然とテンパイスピードが上がります。
牌効率の練習法やアプリ等の詳細をもっと知りたい方は下記をご覧ください。
牌効率の記事:麻雀の牌効率の練習のアプリやツールを紹介【天鳳8段になれた練習方法】
麻雀ルールの覚え方に関するQ&Aと総括

ここまでの内容を、よくある疑問とつまずきポイントを通して整理します。
最後に、短期間で友人対局まで行くための要点もまとめます。
初心者のつまずきポイント解消
代表的なつまずきと対処法を挙げます。
役なしでロン宣言してしまう
【対策】
鳴きすぎて役がつかない
【対策】
フリテンをよく見落とす
【対策】
ローカルルールの違いで戸惑う(喰いタンなし・赤ドラなしなど)
【対策】
麻雀ルール覚え方に関するQ&A
Q. 点数計算はいつ覚えればいいですか?
A. 最初の数日は後回しでOKです。
アプリに任せてまずは「アガる形」と「役」を身体で覚えましょう。
友人対局を始める頃に、「何翻でだいたい何点か」の早見表を軽く見る程度で十分です。
Q. 鳴き中心で覚えるのと、門前中心で覚えるのはどちらが良いですか?
A. 初心者には門前中心をおすすめします。
鳴き中心は確かに手が早くなりますが、
- リーチ・ピンフ・メンゼンツモが消える
- 鳴いた結果、役がなくてアガれない
といったミスが増えやすいからです。
まずは「鳴かないリーチ麻雀」を覚え、その後少しずつ鳴きを足す方が安全です。
Q. アプリと実際の卓では、どちらから始めるべきですか?
A. 可能ならアプリ→実卓の順番がおすすめです。
アプリで一通り流れを覚えておけば、実卓では会話とマナーに余裕を回せます。
いきなり実卓から入る場合も、「分からないところはすぐ聞く」と割り切れば大丈夫です。
Q. 早く強くなりたいのですが、何から勉強すべきですか?
A. ルールを一通り覚えた後は、
- 牌効率の基本(孤立牌・1・9・字牌の優先処理、両面待ちを大事に)
- スジの超入門(イー・スー・チーなどの語呂)
から入ると、勝率が目に見えて変わります。
麻雀ルール覚え方のまとめ(総括)
最後に、本記事全体の要点を整理します。
💡この記事で押さえておきたい二盃口の要点:

麻雀ルールの覚え方でいちばん大事なのは、「全部を一気にやろうとしないこと」だよ。そして、何よりもマンガ入門書や入門アプリを使って、効率よく麻雀を覚えることがおすすめだよ!

(ウーピン)、

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