麻雀の花形役満「国士無双」の中でも、もっとも夢があるのが国士無双十三面待ちです。
13種類すべてが当たり牌になる、とんでもなく広い待ちですが、そのぶん確率は桁違いに低くなります。
この記事では、国士無双十三面待ちの定義・条件から始めて、役満全体との確率比較、オンライン麻雀での点数扱い、さらに槍槓やフリテン十三面待ちなど、実戦で揉めやすいポイントまで一気に整理します。
💡この記事で理解できるポイント
- 国士無双と国士無双十三面待ちの形・条件の違い
- 国士無双全体と十三面待ちの確率の目安と、その計算イメージ
- 他の代表的な役満と比べた「レア度の位置づけ」
国士無双の十三面待ちの確率について

まずは、国士無双と十三面待ちの違い、待ち形のイメージ、そして確率のざっくりした数字を整理します。
国士無双十三面待ち確率の目安
ここでは、「だいたいどれくらいの頻度で出る役なのか」の感覚を持つことが目的です。
正確な理論値は前提条件で大きく変わるので、ここで出す数値はあくまで目安として見てください。
公開されているシミュレーションや解説サイトでは、おおよそ次のような数値が示されています。
- 国士無双の出現確率:約0.04%
- 国士無双十三面待ちの出現確率:約0.02%
色々のサイトで、数値が異なっていますが、文脈から見ると「国士を和了した中で十三面待ちだった割合」など、前提が混在しているものもあります。
ここで重要なのは、
- 国士無双自体は役満の中では比較的見かける方
- しかし、十三面待ちになるパターンはその中でもごく一部
という位置づけです。
さらに、確率値がぶれる理由としては、
- どの時点での確率か(配牌時点/和了までトータル)
- 赤ありか、食いタンありか、局条件
- 実際の対局ログから数えるか、理論上の全パターンから数えるか
など、前提がバラバラなことがあります。
この記事では「◯%前後」「およそ何万回に1回」という、オーダーをつかむための数字として扱います。
そもそも国士無双と十三面待ちの違いの詳細
国士無双とは、「么九牌(ヤオチューハイ)(1・9・字牌)」だけで作る役満です。
条件をシンプルに言うと、次の形になります。
- 萬子:


- 筒子:


- 索子:


- 字牌:







この13種類を「すべて含む」うえで、そのうち1種類だけを2枚にして雀頭を作った14枚で和了します。
待ち方には大きく2種類あります。
国士無双

- 一九字牌12種類+どれか1種類が2枚(雀頭)というテンパイ形。
- 足りないのは「まだ一度も持っていない1種類」だけ。
- 待ち牌は1種類×4枚なので、待ちの広さは「1種類待ち」です。
国士無双十三面待ち(純正国士)

- 一九字牌13種類をすべて1枚ずつ持ってテンパイしている形。
- どの牌が来ても、その牌が雀頭になって国士無双が完成する。
- 13種類すべてが和了牌になる「13面待ち」です。
イメージとしては、
通常の国士は「あとこの1種類さえくれば…」というピンポイントの待ち。
十三面待ちは「どの么九牌でも当たり」という、信じられないほど広い待ちになります。

国士無双十三面待ちは、「13枚全部が当たり牌」という派手さのわりに、数字だけ見るとイメージがつきにくい役。
「国士がまずレアで、その中でもごく一部」と大づかみに押さえておくと実戦感覚とズレにくくなるよ。
国士無双十三面待ちの確率における他役満との比較

ここからは、「他の役満と比べてどれくらいレアか」「天和と重なるとどうなるか」といった応用編に入ります。
また、オンライン麻雀のルール差や、槍槓・フリテンなどの細かい扱いもこの章で整理します。
他役満との確率比較
まず、代表的な役満と出現率を一覧にし、国士無双十三面待ちのレア度をイメージしやすくします。
以下は、シミュレーションや解説サイトでよく引用される目安値です。
| 役・形 | 出現率の目安(%) |
|---|---|
| 四暗刻 | 約0.05% |
| 国士無双(形問わず) | 約0.04% |
| 国士無双十三面待ち(純正国士) | 約0.03% |
| 四暗刻 | 約0.05% |
| 字一色 | 約0.008〜0.01% |
| 清老頭 | 約0.0018〜0.002% |
| 緑一色 | 約0.001% |
| 九蓮宝燈 | 約0.00045〜0.0005% |
| 四槓子 | 約0.0002% |
| 天和 | 約0.0003〜0.002% |
ここから読み取れるポイントは2つです。
- 役満の中で「数値として一番レア」なのは四槓子・九蓮宝燈・天和など
- 十三面待ちという「特別形」は、もともとレアな役満の中でもさらにほんの一部
つまり、純粋な確率だけを見れば、
「国士無双十三面待ち」単体より「天和」「四槓子」「九蓮宝燈」の方がさらにレアとするデータもあります。
ただし、十三面待ちの難度の高さから、ゲームバランス上はダブル役満にするケースが多い、という整理になります。
国士無双十三面待ちにおけるルール差・Q&A
最後に、国士無双十三面待ちにまつわるルール差と、実戦でトラブルになりやすいポイントを整理します。
点数の扱い・槍槓・フリテン・天和の考え方まで、一度ここでまとめておきましょう。
1. ダブル役満かシングルか:ゲームごとの扱い
国士無双十三面待ちを「ダブル役満」にするか「シングルのまま」にするかは、ルールやゲームによって分かれます。
代表的なオンライン・アーケード麻雀の扱いは以下の通りです。
ダブル役満として扱うゲーム
- 東風荘
- ハンゲーム麻雀4
- Maru-Jan
- 雀魂
- 真・雀龍門
- 麻雀格闘倶楽部
- 闘牌王
シングル役満として扱うゲーム
- Ron2
- 天鳳
- セガNET麻雀 MJ Arcade
- 雀賢荘
- 雀バト
- 麻雀ロワイヤル
なぜ差が出るかというと、
- 十三面待ちは明らかに通常の国士より難しいので、「努力(運)のご褒美」としてダブルにしたい派
- 一発でほぼ飛び終了になる打点はゲームバランス的に重すぎるので、役満は原則すべてシングルにそろえたい派
に分かれているからです。
フリー雀荘やセットでも、事前説明に「純正九蓮宝燈・四暗刻単騎・大四喜・国士十三面待ちはダブル役満」のように書かれていることがよくあります。
ネット・リアル問わず、初めての場では必ず確認しておくのが安全です。
2. 国士無双と槍槓(暗槓へのロン可否)
槍槓(チャンカン)は、「他家が加槓した牌にロンする」特殊な役(1翻)です。
通常ルールでは、
- 槍槓の対象は加槓のみ
- 暗槓に対してはロンできない
という扱いが一般的です。
ただし、国士無双テンパイ時に限り、「暗槓に対しても槍槓ロンを認める」というローカルルールがかなり広まっています。
オンラインゲームの対応状況をまとめると、次のような傾向があります。
暗槓に対しても国士なら槍槓ロン可
- 東風荘 / Maru-Jan / Ron2 / 雀魂 / 真・雀龍門 / 麻雀格闘倶楽部 / セガMJ / 雀バト / 麻雀ロワイヤル など
暗槓にはロン不可(国士でもダメ)
- ハンゲーム麻雀4 / 天鳳 / 闘牌王 など
※一部ゲームは公式に明記がない場合もあります。
実戦で特に注意したいのは、フリー雀荘やセットでのローカル取り決めです。
国士テンパイ中に相手が暗槓しようとしたときにトラブルになりやすいので、「国士のとき暗槓にも槍槓ありか」は、卓を囲む前に一言確認しておくと安心です。
3. フリテン十三面待ちの扱い(てりやき流戦術)
フリテン十三面待ちは、ルールを知らないとかなりややこしく感じます。
代表的なケースは次のようなものです。
フリテン十三面待ちの代表的ケース
- 国士を狙っている途中で、必要牌のうち1種類が一度2枚そろった
- そのうち1枚を捨てた
- その後、別の牌を引いて再び13種類をそろえた
この場合、一度自分で切ったその牌ではロンできません。
通常のフリテンルール通り、「自分が切った牌を待ちに含む形でのロンは不可」だからです。
国士無双十三面待ちはダブル役満の扱いの場合は、下記のような戦術も有効なので、ダブル役満が必要な場合はやってみてください。
フリテン十三面待ちのてりやき流戦術
- 国士無双(13面待ちではない)を聴牌する
- 国士無双の待ちをツモるが、和了せず、フリテン十三面待ちにする
- ツモ上がる(国士無双十三面待ちなのでダブル役満になる)
4. 実戦・配信での具体例とレア度イメージ
理論値だけだとピンと来ないので、実際にあった有名な和了例を1つ紹介します。
実際にあった有名な国士無双十三面待ちの和了例
2022年6月5日「麻雀最強戦2022 Mリーグスペシャルマッチ決勝卓」にて、
KADOKAWAサクラナイツ所属・岡田紗佳プロが国士無双十三面待ちを和了。
トッププロでも、国士無双自体は何度か経験していても、「純正十三面待ちで和了したのは1回だけ」という人がほとんどです。
配信や公式戦レベルで映像に残っている例もごく少なく、
「プロ人生で一度あるかないか」クラスの幸運と考えて差し支えありません。

国士無双十三面待ちは、確率だけ見れば他の超レア役と横並びですが、「全方向から和了牌が飛んでくる」あの感覚は別格だよ。
ルール差やフリテン処理を一度整理しておけば、いざその瞬間が来たときに迷わず申告できるよ。
総括:国士無双の十三面待ちの確率まとめ

最後に、ここまでの内容を「一度読んだあとに見直す用」として、要点をまとめます。
確率の細かい数字よりも、「位置づけ」と「ルールの落とし穴」を押さえておくことが大切です。
💡国士無双の十三面待ちの確率に関するのまとめ:
- 国士無双は「一九字牌13種類+そのうち1種の雀頭」の役満で、待ちは通常「単騎」だが、13種類すべてを1枚ずつそろえたテンパイ形が国士無双十三面待ち(純正国士)。
- 国士無双の出現率はおよそ0.04%前後で役満中では比較的出やすいが、その中で純正十三面待ちになるパターンはごく一部で、「国士100回に1回あるかどうか」レベルのレアさ。
- 四暗刻・大三元・字一色などと比べると、国士自体は「中堅の出やすさ」だが、十三面待ち・四暗刻単騎・純正九蓮・大四喜といった「特別形」は、多くの場でダブル役満候補として別格扱いされる。
- オンライン麻雀では、雀魂・麻雀格闘倶楽部などが国士十三面待ちをダブル役満扱いする一方、天鳳・MJ などはシングル役満扱いとし、ゲームごとに方針が分かれているので事前確認が必須。
- 槍槓は本来「加槓のみロン可」だが、国士テンパイに限って暗槓にも槍槓を認めるルールが多数派になりつつあり、一部ゲーム(天鳳など)は依然として暗槓ロン不可とするなど、ここもルール差が大きい。
- フリテン十三面待ちは、標準ルールでは「自分が切った1種類だけロン不可、他の12種類はロン可」となるが、「純正十三面待ちだけはフリテン無視」などのローカル特例も存在するため、フリー・セットではフリテン処理の取り決めを必ず確認しておく。
- 実戦・公式戦での国士十三面待ち和了例(麻雀最強戦2022の岡田紗佳プロなど)からも、理論値どおり「プロでも人生に一度あるかないか」の強運イベントであることが分かる。
- 実戦的には、確率の小数点以下よりも、「ダブル役満扱いか」「暗槓への槍槓可否」「フリテン十三面待ちをどう裁くか」を事前にそろえておくことが、トラブルを防ぐうえで何より重要になる。















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